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BlackBerryが業績不振でスマートフォン2台の開発を中止

By VancityAllie .com

2013年第3四半期決算が大幅な赤字であったことを発表したカナダのスマートフォンメーカーBlackBerryが、台湾フォックスコンの香港子会社FIHモバイルと5年間の生産委託契約を結んだことを発表し、業務提携発表直後、BlackBerryの株価は約15.5%高を記録していました。しかしながら、ウォール・ストリート・ジャーナルが関係者から入手した情報によれば、BlackBerryが2台のスマートフォンの開発を中止していたことが判明しています。

With New Outsourcing Deal, BlackBerry Cancels Two Phones - Digits - WSJ
http://blogs.wsj.com/digits/2013/12/23/with-new-outsourcing-deal-blackberry-cancels-two-phones/

(PDFファイル)Q3_Fiscal_2014_Financial_Information.pdf
http://us.blackberry.com/content/dam/bbCompany/Desktop/Global/PDF/Investors/Documents/2013/Q3_Fiscal_2014_Financial_Information.pdf

BlackBerryの発表によると、2013年9~11月の第3・四半期決算は44億ドル(約4580億円)の純損失で、売上高は前年度同期の27億3000万ドル(約2850億円)から大幅減の約11億9000万(約1240億円)、販売台数も第2・四半期と比べて180万台減の190万台となっています。


BlackBerryは決算発表の同日にフォックスコンの香港子会社FIHモバイルと5年間の生産委託契約を結んだことを発表。業務提携によって製造コストを削減でき、BlackBerryがソフトウェアとサービス業務に力をいれることが可能になるということで、最大7%下落していたBlackBerryの株価は15.5%高を記録しました。

一方で、関係者から情報を入手したというウォール・ストリート・ジャーナルは、BlackBerryが業績不振を理由に、開発途中であった2台のスマートフォンを中止していた、と報じています。CafeとKopiというコードネームの2台のスマートフォンは、BlackBerryがローエンド製品として市場に投入予定だったもので、発売日などの予定は一切発表されていませんでした。


BlackBerryは毎年行っている発表会のBlackBerry Liveを2013年は開催しないことを発表しており、開発中止になった2台のスマートフォンが影響したのではないか、とのことです。

BlackBerryの臨時最高経営責任者であるJohn Chen氏は業務提携発表後に「安価なスマートフォンの開発は、フォックスコンが引き継ぐことになり、コードネームJakartaという新しいスマートフォンを2014年の4月ごろ発売予定です」と語っていました。

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in メモ,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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