Googleが「Motorola Mobility」のスマートフォン事業をレノボに売却
中国に本社を置くPCメーカーのレノボ(Lenovo)が、Google傘下の携帯電話メーカー「Motorola Mobility」のスマートフォン事業を買収することになりました。買収額は29億1000ドル(約2960億円)。
Official Blog: Lenovo to acquire Motorola Mobility
http://googleblog.blogspot.jp/2014/01/lenovo-to-acquire-motorola-mobility.html
Lenovo to buy Google's Motorola in China's largest tech deal | Reuters
http://www.reuters.com/article/2014/01/29/us-google-lenovo-idUSBREA0S1YN20140129
「Motorola Mobility」は携帯電話端末メーカーMotorolaの携帯電話事業部門で、2011年にGoogleが125億ドル(約9600億円)で買収し、自社傘下に収めていました。
今回、レノボが買収するのはこのMotorola Mobilityのスマートフォン事業。レノボは中国のPCメーカーで、2005年にはIBMのPC事業を引き継ぐことで「ThinkPad」ブランドを所有・展開。2014年にはIBMの低価格サーバー事業を買収したところです。
レノボはすでにスマートフォン事業にも参入してきていましたが、Motorola Mobilityを買収したことでアメリカの携帯電話市場にも本格的に乗り出していくことになります。
ちなみに、「Motorola Mobility」というブランド名や特許2000件超などもレノボが得ることになりますが、特許ポートフォリオの大部分はGoogleの手元に残るとのこと。
レノボの動きがスマートフォン市場にどういった影響を与えるのか楽しみです。
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