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GoogleがMotorolaを買収、端末メーカー獲得でAndroidの進化がさらに加速へ


GoogleがMotorolaの携帯電話部門を買収することを発表しました。

なお、上記画像はiPhone 4の発売日に正式発表されたMotorolaのAndroidスマートフォン「DROID X」です。

Google to Acquire Motorola Mobility - Google Investor Relations


現地時間の8月15日に発表されたプレスリリースによると、Googleは携帯電話メーカー「Motorola Mobility」を125億ドル(約9600億円)で買収するそうです。

今回の買収劇により、Googleは同社が推進するAndroidプラットフォームが加速されることを期待していますが、あくまでMotorolaはAndroidプラットフォームを推進するメーカーの一員という位置付けであり、さまざまなメーカーがAndroid端末をリリースするオープン戦略自体は変わらないとのこと。


買収はアメリカやヨーロッパなどの関係各局の承認やMotorola Mobilityの株主の承認などを経て、2011年末~2012年初頭に完了する見込み。

HTCやSamsungなどとタッグを組んで、Androidの最新バージョンをリリースに合わせて「Nexus」シリーズと呼ばれるハイエンドモデルを発売してきたGoogleですが、端末メーカーを傘下に加えることで、NOKIAを傘下に加えて「Windows Phone」を進めるマイクロソフト同様、ソフトウェアとハードウェアの両方からアプローチを進めやすくなります。

また、Motorolaは携帯電話に関する特許を保持しており、Appleを提訴するなどしていたメーカーであるため、スマートフォンの特許問題が表面化してきた中で、Googleにとって大きな助け船となることも期待されるなど、今回の買収劇は非常に大きな意味を持っていると考えられます。

追記:
2014年1月、Googleが「Motorola Mobility」のスマートフォン事業をレノボに売却することを発表しました。自前で端末メーカーを持つことになってから2年半での撤退となります。

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in モバイル, Posted by darkhorse_log

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