Appleが過去最高の売上を発表、日本ではiPhoneが69％のシェアを獲得

By Massimo Regonati

Appleは現地時間1月26日に2014年度第1四半期(10-12月)の決算報告書を発表し、同時期内における過去最高の売上額となる576億ドル(約5兆9050億円)を記録したことが発表されました。

Apple (日本) - Apple Press Info - Apple、第1四半期の業績を発表
http://www.apple.com/jp/pr/library/2014/01/27Apple-Reports-First-Quarter-Results.html

Apple - Apple Financial Results - Q1 2014
http://events.apple.com.edgesuite.net/14pijnaefvpijbnfdbvpijnbaefgvpjbnaef01/event/

Apple Q1 2014 earnings call
http://live.arstechnica.com/apples-q1-2014-earnings-call/

Apple Posts Record Q1 Revenue, but Guidance Sours After-Hours - The Mac Observer
http://www.macobserver.com/tmo/article/apple-posts-record-q1-revenue-but-guidance-sours-after-hours

Apple Q1 2014 earnings call live blog - The Verge
http://live.theverge.com/apple-earnings-q1-2014-live-blog/

Apple Reports Strongest Ever Quarterly Earnings: $13.1 Billion Profit on $57.6 Billion in Revenue in Q1 2014 - Mac Rumors
http://www.macrumors.com/2014/01/27/apple-earnings-q1-2014/

全体での売上は576億ドル(約5兆9050億円)となり、前年同時期と比較して約31億ドル(約3200億円、105.65％)の増加、売上総利益率は前年同時期の38.6％から37.9％へと下落するも、売上増加がそれを上回ったために営業利益も過去最高となっています。純利益額は131億ドル(約1兆3400億円)と前年同時期と同レベルにとどまっており、売上･粗利は増加するも純利益は横ばいとなっています。

売上の内訳は以下の通り。iPhoneが全体の約56％を占め、iPad(約20％)、PC(約11％)と続きます。

iPhoneやiPad Air、新型MacBookなどの販売実績を昨年同時期と比較するとこんな感じ。iPhone全体で5100万台(321万台増)、iPadは2600万台(314万台増)、PCは480万台(78万台増)と軒並み増加するも、iPodは605万台と前期の1270万台から約半減しています。

iPhone 5s/5cでは、中国のチャイナ･モバイルと日本のNTTドコモでの成長が著しいとのこと。NTTドコモがiPhone市場に参戦したこともあり、国内市場では40％の成長をみせ、国内のスマートフォン市場ではiPhoneが69％のシェアを獲得したことが発表されています。さらに、中国本土においては販売台数が倍増するなど、アジア圏での成長が著しくなっています。

米国内でのタブレットではiPadがシェア78％を獲得。iOS7への移行も進んでおり、全体の80％に増加したとのこと。

また、iTunes Storeでの売上が24億ドル(約2460億円)を達成し、同時期での最高記録をあげています。

Appleではビジネス向け用途においても導入率が高いことを示しており、フォーチュン500にランクインしている企業の97％、フォーチュン・グローバル500の91％がiPhoneを導入しているとしています。

また、新商品を一年に複数回発表するという市場の予測に関しても、肯定的な回答を寄せています。

Appleでは2014年度第2四半期の業績について、以下などの予想を発表しています。(カッコ内は前年同時期データ)
・売上高：420億ドルから440億ドル(436億ドル)
・売上総利益率：37％から38％(37.5％)