デニーズのウインタースペシャルメニュー「ドライエイジングビーフ」等全6品を食べまくってきました
近年、お肉を扱う店での取り扱いが増えてきているのが「エイジングビーフ(熟成肉)」。専門の焼き肉店やロイヤルホストではウエットエイジングビーフを提供するなど、ちょっとしたトレンドになっています。デニーズも11月26日(火)から始まるメニューでは、肉の旨味が濃厚なドライエイジングビーフを使った新メニューなど全6品を期間限定販売します。単品で税込み2300円近くするメニューもありますが、出来映えが気になったので、お店に行って食べてきました。
ドライエイジングビーフ 牛みすじステーキ~2種のきのこソースで|フェアメニュー [ Denny's Winter Special Menu ]|メニュー紹介|デニーズ
http://www.dennys.jp/dny/menu/dennys/meat/meat-131126-002.html
デニーズに到着。のぼりでもフェアをアピール。
店内の入り口でもドライエイジングビーフの看板が掲げられています。
席に座って今回のメニューを注文すると、ドライエイジングビーフとロッシーニの説明が書かれた敷紙が用意されました。
15分ほど待って今回の全メニューが到着。奥の列の左から「ドライエイジングビーフ牛みすじステーキ~2種のきのこソースで(税込2290円)」・「国産黒毛和牛のラグーソース(税込1190円)」・中央の列の左から「牛フィレ肉とフォアグラのロッシーニ風(税込1790円)」・「ドライエイジングビーフ牛みすじステーキ(税込2090円)」・手前の列の左から「ビーフシチュー膳「ビーフシチュー膳(税込1540円)」・「大盛りひとくちロースステーキ(税込1380円)」が到着。完全な肉祭り状態のテーブル。
「ドライエイジングビーフ牛みすじステーキ~2種のきのこソースで」は1頭から10~12人前しか取れないみすじ肉を熟成させたものを使用。ポルチーニデミソースとマッシュルームソースの2つの味が楽しめる作り。
みすじ肉の2種類のソースのコントラストがいい感じ。
れんこんやきのこなどの野菜もたっぷり盛られているので、ソースに付けても美味しそう。
ポルチーニデミソースのかかった部分は、名前の通りポルチーニの香りを感じ、見た目に反してそれほどこってりしていません。そのためポルチーニの香りや、熟成されたみすじ肉の旨味が良く感じられバランスが取れています。
焼き加減はややレア気味で、柔らかさはないものの、赤身にギュッと肉の旨味がつまっており、素材の良さを感じられます。
マッシュルームソースは乳脂肪分が入ったソースですが、こちらもこってりしすぎず塩気がきつすぎることなく、肉の味を引き立てています。
エリンギにポルチーニデミソースを付けて食べてもいい感じ。マッシュルームの旨味とエリンギの味は良く合います。
マッシュルームソースはじゃがいもと一緒に食べると、乳脂肪分のコクや旨味が加わりグッド。
「国産黒毛和牛のラグーソース」はラグーソース(ミートソース)に贅沢に国産黒毛和牛が使われたパスタ。
大きめのダイスカット肉とミンチ肉をダブルで使用したこだわりの作り。
パスタはあまり太くはないものの、生パスタが使われています。
ラグーソースはワインやトマトの旨味は薄めで、牛肉の味や食感がしっかり楽しめる作り。ソースというよりもそぼろのような作りになっており、かむと肉の旨味が溢れ出します。パルミジャーノ・レッジャーノもふりかけられており、チーズのコクも感じられます。
生パスタながらそこまでモチモチした食感はないものの、ラグーソースとの相性もグッド。
「牛フィレ肉とフォアグラのロッシーニ風」はイタリアの作曲家ロッシーニが好んで食べた牛フィレ肉・フォアグラ・トリュフを組み合わせたステーキ。ステーキの牛肉はニュージーランド産で、牛脂をインジェクション(注入)しているとのこと。
ステーキの上にはフォアグラ
ソースには黒いトリュフが確認できます。
5種類の野菜を使ったキッシュとほうれんそうが添えられています。
フィレ肉をカットすると見事なピンク色。焼いてあるので、どのように牛脂が注入されているかは分かりません。
牛肉はあっさりした旨味で、柔らかさもあるフィレ肉に、トリュフの他バルサミコ酢やフォン・ド・ボーが使われたソースの組み合わせがいい感じ。トリュフの香りが食欲をそります。フォアグラと食べることを前提にしているので、肉だけで食べるとさっぱり食べられます。
フォアグラは太らせた脂がたっぷり詰まったガチョウの肝臓なので、こってりした味。これを単品で食べるよりも、フィレ肉と合わせて食べるのが良さそう。
5種類の野菜を使ったキッシュは、サクサクとしたパイの食感と野菜の甘味がグット。あまり油分も感じないので、少しこってりしたロッシーニ風のステーキとの組み合わせとしてグッド。
「ドライエイジングビーフ牛みすじステーキ」は鉄板で提供されるステーキ。
焼き目の付いたみすじ肉が三切れ。
かぼちゃや人参など色とりどりの野菜がたっぷり。
ソースはニンニク醤油をチョイス。
ステーキにかけます。
にんにくの味がやや強いものの、みすじ肉にしっかり旨味があるので、バランスが取れています。赤身の部分にはしっかりと旨味が詰まっており、熟成した肉の味がしっかり感じられます。
ほうれんそうも、にんにく醤油で食べるとパンチのある味になります。
「ビーフシチュー膳」は前回の秋の新作メニューで登場したものと同じで、隠し味にしょうゆが加えられたごはんに合うビーフシチュー。
ごろごろと牛肉のバラ肉が135グラム入っており、食べ応えがありそう。
緑のほうれんそう・黄色いかぼちゃも色鮮やか。
ビーフシチューは肉がメインでシチューがあまりはいっておらず、肉を楽しむ作り。決して味が濃すぎることはなく、肉にはワインの味、シチューには肉の味がしみ出しておりウマウマ。
ビーフシチューというと通常はパンで食べますが、ごはんに非常に合う作り。お肉も多く食べ応えがある御膳に仕上がっています。
大盛りひとくちロースステーキはドライエイジングビーフではなく、ニュージーランド産の牛脂が入った牛肉が使われています
大きめに切られたロース肉が200グラム。
付け合わせには、ほうれんそうとじゃがいもが添えられています。
ソースはおろしポン酢をチョイス。
おろしポン酢に付けて食べてみます。
脂身が少ないロース肉は、エイジングビーフよりも旨味は少ないものの、赤身の味をしっかりと感じられます。しかし、やや筋のような固さを感じるのは残念なところ。おろしポン酢だとさっぱり食べられ、にんにく醤油だとガッツリな味付けになるので、気分によって味が変えられます。
肉祭り状態のウインタースペシャルメニューは、フェアの名前の通り冬期期間限定。トレンドの1つであるドライエイジングビーフや、ニュースに良く取り上げられる牛脂がインジェクションされた牛肉も食べられるので、数人で行っていろいろな牛肉を楽しむのがオススメです。
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