取材

焼き肉屋では絶対に味わえない「牛の丸焼き」を食べてきました~後編~


毎年11月に栃木県足利市で開催される「JA足利まつり」は、土地の名産品を使った食べ物の屋台や農産物のコンテストを行っているほか、一晩かけて1頭の牛を焼き上げる「牛の丸焼き」を販売しています。牛の丸焼きの完成まで屋台の食べ物を楽しんだ後は、いよいよメインディッシュの牛の丸焼きを食べに行ってきました。

JA足利まつり
http://www.jaashikaga.or.jp/event.html

10時に焼き上がるとのことでしたが、なんとすでに丸焼き機がオープンしており、圧倒的な大きさの牛肉がジュウジュウ焼かれています。


牛の丸焼きは、太い棒に牛の胴体を串刺しにして、細い串で支えて焼いている感じ。


炭火で熱した鉄板の熱でじっくりと一晩焼いているとのこと。


加熱されて滴った脂は、鉄板を伝ってバケツに流れるようになっています。


真っ黒に焦げている部分がありますが、中はおいしそうな色に焼けています。


「牛の丸焼き」を焼いている様子は以下のムービーから確認できます。

JA足利まつりの「牛の丸焼き」を焼いている様子はこんな感じ - YouTube


牛の丸焼きは1パック500円。


「保健所の指導によりお持ち帰りはご遠慮下さい」とのこと。


牛は栃木県産のプライベートブランド牛である「下野(しもつけ)牛」を使用。


すでにかなりの行列ができていましたが、食欲をそそるお肉の匂いにつられて並び始めることに。


牛の丸焼きにどのくらいの行列ができているかは以下のムービーから確認できます。

JA足利まつりの「牛の丸焼き」の行列はこんな感じ - YouTube


10分ほど並んで、牛の丸焼きを4パックゲット!


開封してみると、パックによって入っている部位はさまざまで、焼き肉のタレがかけられています。


分厚くカットされて食べ応えのある部分もあれば……


コゲがついていて香ばしいものまで。


じっくりと加熱されているため、余分な脂が抜け落ちて焼き肉では味わえないサッパリとした味わい。しかし、パサパサというわけではなく、味付けは焼き肉のタレよりも「お肉」の風味を強く感じ、臭みは少ないという絶妙な焼き具合になっています。


サシの入った適度に脂がのったお肉もあり、食べる度に食感や味わいが変わるのも楽しめるところ。


1パックに入っているお肉を重ねてみると、500円としては十分なボリュームです。


4パックをペロリと完食。全体的にあっさりしているので、思う存分お肉を食べても胸焼けしてしまうことはありませんでした。


焼き肉といえばビールが飲みたくなりますが、運転手に配慮してかノンアルコールビールも配られていました。


食後に丸焼き機を見てみると、お肉の量は1回り小さくなっています。JA足利まつりは、毎年2日間行われていますが、牛の丸焼きは1日目に完売することが多いとのこと。


さらに牛の丸焼きを食べた後も、牛の全てを味わうべく栃木県産の牛乳で喉を潤してみます。


牛乳の他にもコーヒー牛乳や飲むヨーグルト、ゆずヨーグルトも販売。


というわけで「両毛酪農牛乳」(税込み110円)と、「両毛酪農 飲むヨーグルト」(税込み110円)を購入。


原材料を見てみると、生乳100%と余分なものは一切加えられていません。


フタヒモを引っ張って開封。


牛乳は濃厚というわけではありませんが、市販のものとは違い自然な牛乳。栃木県の牛はお肉も牛乳もあっさりしているようです。


飲むヨーグルトの原材料には、生乳の他にペクチンやゼラチンも含まれています。


飲んでみると、牛乳のまろやかさを残したまま、濃厚なヨーグルトの後味がマッチした飲むヨーグルトは、110円とは思えないレベル。


帰り際に、何やら湯気が上がっていたので見に行ってみると……


餅つきが始まりました。


つきたてのお餅はきな粉をまぶしたものが無料で配られています。


食後のデザートとしてもらってきました。


柔らかくほかほかのお餅と、素朴な甘さのきな粉はもちろん相性抜群。


JA足利まつりは、毎年11月に開催されているので、「1度は牛の丸焼きを食べてみたい!」と思っている人は、訪れてみると焼き肉屋では出せない絶妙な焼き加減の牛肉を思う存分楽しめます。

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in 取材,   試食,   動画, Posted by darkhorse_log

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