焼き肉屋では絶対に味わえない「牛の丸焼き」を食べてきました~前編~
しゃぶしゃぶやすき焼き、焼き肉など牛肉を使った料理は、お店や家などでも調理して食べられますが、牛を丸焼きにして食す機会はなかなかありません。栃木県足利市で毎年11月に開催されるJA足利まつりは、全国でも数少ない牛の丸焼きを食べられる他、地元の食材をふんだんにつかった料理も販売されるとのことなので、実際に食べに行ってきました。
JA足利まつり
http://www.jaashikaga.or.jp/event.html
2013年11月23日(土)朝9時から2日間開催されるJA足利まつりに関西圏から参加するには、前日の夜に出発して、大阪から京都を経由して東武線足利市駅に向かう深夜バス「シルクライナー」が便利。というわけで11月22日(金)の20時に乗車するため大阪OCTバスターミナルに到着。
OCATバスターミナル8番乗り場から20時に出発する「さいたま・前橋行き」のシルクライナーは、10時間30分走行し、翌日の朝6時30分に足利市駅に到着するとのこと。
シルクライナーは、4列ではなく3列シートでした。
これから10時間30分お世話になる座席に座りいよいよ出発です。
乗車してから「立ち寄るサービスエリア」に関する情報を一切与えられなかったので、不安でいっぱいでしたが、2013年11月22日23時25分に愛知県の赤塚パーキングエリアで小休止が与えられて一安心。10分間赤塚パーキングエリアで停車した後、シルクライナーは足利市駅に向かって再出発しました。
一度の小休止から約6時間後、予定より1時間早い11月23日5時30分ごろ、シルクライナーは足利市駅に到着。辺りは、まだ真っ暗です。
待つこと約2時間、ようやく明るくなり、足利市駅をはっきりと確認できました。そろそろ、JA足利まつりに向けて出発します。
JA足利まつりに行く前に、歌手の森高千里さんが曲名に使用したこともある「渡良瀬橋」に寄ってみました。
渡良瀬橋の上から見える足利市の景色。
渡良瀬川の水は、川底まではっきりと見えるくらい透明です。
JA足利まつりに向かってテクテク歩きます。
歩いていると、色鮮やかな紅葉に遭遇。
定年寺というお寺の前を通過。
歩くこと約30分、大阪から約13時間かかってJA足利まつりの会場に到着しました。
会場に入ると、長蛇の列を発見。「すでに、牛の丸焼きが開始されているのか」と思い、列の先頭に回り込むと……
多くの人が購入していたのは、牛の丸焼きではなくタマネギの苗。牛の丸焼きは10時からスタートするとのことです。
牛の丸焼きが開始されるまで、少し時間があるのでJA足利の建物内を見学してみます。
建物の入口には、巨大なカボチャが展示されていました。
ここまで大きいカボチャを目にしたことはありません。
建物の2階では、地元の人が作った生け花を展示していたり……
野菜が販売されています。
JA足利の建物を出ると、いい香りのするイモフライを発見。早速購入してみます。
実際にイモフライを揚げているところはこんな感じ。
イモフライは3本入り300円でした。
イモフライの衣はカリッとしつつもっちり感もあり。ホクホクのジャガイモからは、ほのかに甘い味がします。
イモフライ3本を完食して会場内を探索していると、山賊焼きという料理を見つけました。
山賊焼きは、ハムやソーセージをごちゃ混ぜにして焼いた料理で、1人前300円です。
購入してパカリとオープン。
まずはハムから食べてみると、味付けは塩こしょうでシンプルなものの、肉質が柔らかいです。
ソーセージは、外はぱりっと中はジューシーですが、脂もしつこくなくぺろりと食べられます。
足利まつりの会場では、栃木の食材を使ったさまざまな料理が販売されており、牛の丸焼きまで我慢しないといけませんが、焼きまんじゅうという、いかにもおいしそうな名前の食べ物を見つけてしまいました。
「牛の丸焼きまで我慢しなければ」と思いますが、香ばしい匂いにつられて、店の奥をのぞいてみると、串に刺されたまんじゅうが網焼きにされていました。
隣では、焼き上がったまんじゅうに、甘そうなタレがつけられています。
わき上がる食欲を抑えきれず、焼きまんじゅう1本150円を購入。
網の上で焼き上げられたまんじゅうからは、しょう油のこうばしい香りがします。
焼きまんじゅうは予想とは裏腹に、まんじゅうというよりはモッチリとしたパンのようです。こうばしい香りの正体は砂糖じょう油でした。
料理だけではなく足利産の大根やねぎといった野菜も、JA足利まつりの会場では販売されています。
こちらは、「とちおとめ」という足利産のいちご。
と、気づいたら牛の丸焼きが開始される10時になっていました。急いで、牛の丸焼きが行われる場所に向かいます。
◆つづき
焼き肉屋では絶対に味わえない「牛の丸焼き」を食べてきました~後編~ - GIGAZINE
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