世界的エビ不足で「上天丼」「海老天そば」が消えた天丼てんやへ新メニューを注文しに行ってきました
てんやがエビ不足による価格高騰に伴い、「上天丼」と「海老天そば」の販売を10月20日(日)で販売終了、代替メニューとして海鮮かき揚げ天丼・海老大イカ天丼・野菜天そば(うどん)を10月21日(月)から発売することになりました。果たしててんやは天丼の人気メニューの1つであるエビをあまり使わなくても魅力的な商品を提供できているのか確かめるべく、「上天丼」と「海老天そば」が無くなる前、無くなった後の計2回、てんやに行って注文してみました。
てんや | 店内メニュー | 丼物・セット
http://www.tenya.co.jp/menu/index.html
てんやに到着。まずは販売終了前に「上天丼」と「海老天そば」を頼んでおくことに。へたをするとコレが食べ収め。
メニュー表をまずは見てみることに。
エビの天ぷらが2本のった上天丼(税込580円)
さらに海老天そば(税込750円)・海老天うどん(税込700円)も確認。
というわけで、「上天丼」と「海老天そば」到着。
まずは上天丼から。上には大きめの海老天がドドンと2本。
なかなかの大きさ。これが一度に2本食べられなくなると思うと、寂しい感じ。
エビの食感はプリプリで、タレとの相性が良くやはり天丼の主役級の存在。海老天は10月21日(月)以降は単品で頼むと税込200円。上天丼は税込580円で販売していたので、確かにちょっとこのままの価格を維持するのは厳しそう。
次の海老天そばにはエビが2本。
天つゆに浸して食べてみます。
天丼の海老の味とは違いタレに甘味が少なく、海老本来の味がより楽しめます。
そばはそこまで強烈な風味はしないものの、しっかりとそばの味がして、チェーン店レベルで考えるのであれば十分満足できるレベル。
販売が終わるわけではありませんが、レバ刺しの販売終了時のように少し名残惜しい気分になりました。
◆10月21日(月)以降
「上天丼」と「海老天そば」が無くなった後のてんやに到着、新しいメニューを見てみます。「上天丼」と「海老天そば」が無くなって……
海鮮かき揚げ天丼(税込680円)・海老大イカ天丼(税込590円)
そして野菜天そば(うどん)(税込650円)に入れ変わっていました。
それぞれ注文するとこんな感じ。今回は海鮮かき揚げ天丼・海老大イカ天丼・野菜天うどんを頼んでみました。
まずは海鮮かき揚げ天丼から。かき揚げが丼を覆い尽くさんばかりの勢い。
さらに三つ葉や小さなエビを発見
イカもあります
玉ねぎも確認
かき揚げを崩し、ごはんと一緒に食べるのにはなかなか苦労しますが、イカや海老のプリプリとした食感・玉ねぎの甘味・三つ葉のさっぱりとした香りなどが同時に楽しめます。タレとかき揚げが非常に相性が良く、ごはんと食べてもいい感じ。欲を言えば三つ葉の香りをもう少し強くして、銀杏がほしいところ。
小さな海老もかき揚げの中に5個ほど入っており、食べた感じだと、天丼の海老1本分以上くらいの量がありそう。
小さいながら非常に食感が良く、この小さな海老を食べるために海鮮かき揚げ天丼を頼むのもアリ。
次の海老大イカ天丼は丼からはみ出すような大イカを中心に据え、その隣には毎度おなじみのエビ天があり、天ぷらのツートップという感じ。
ほかにもかぼちゃがあり……
いんげんもあります
なすも発見
実際に見てみると、エビの代わりとなる大イカは、完全に丼からはみ出すような大きさ。
大きいからといって固いというようなことはなく、プリプリとした食感がグッド。普通のイカ天2本分ほどの長さがあるので、イカが好きな人にはたまらないメニュー。
かぼちゃはタレの味に負けてしまうことなく、しっかりと味があります。
なすもしっかりと味が残っており、天丼のたれとの相性もいい感じ。
肝心のエビは特に10月21日(月)以降も大きさは変わっていないようで、海老のうまみとプリプリとした食感がグッド。
エビはベトナムのメコン川河口のマングローブを利用し、天然に近い状態で粗放養殖を行ったこだわりのものが使用されており、早期死亡症候群(EMS)が原因で値段が高騰しているようですが、クオリティはそのまま。
そしてラストの野菜天うどんはその名の通り、天ぷらが全部野菜。
かぼちゃ・さつまいも・まいたけ
れんこん・いんげん・なすの6種類の野菜天ぷらが入っています。
さつまいもは揚げることによって甘味が引き出されており、ポクポクとした食感もグッド。天つゆで食べることにより、天丼のタレより素材の味を楽しめる作りになっています。
まいたけも秋が旬の野菜だけあり、旨味がたっぷりでグッド。
れんこんはシャキシャキとしており、他の野菜にはない食感が楽しめます。
なすも素材本来の味がしっかりと残り、ちょっと油を吸っていい感じ。とはいえ野菜ばかりなので、海老やイカが食べたい人はオールスター天そば(うどん)(税込790円)を注文する方がよさげ。
うどんは稲庭風のやや平べったいもので、喉越しも良く、やや甘めのつゆとも好相性。しょうがやねぎを入れても楽しめます。
というわけで、てんやではエビ天が安価では味わえなくなってしまったものの、バラエティーに富んだメニューでブランドを維持する形に。そしてエビ天は追加注文すると1本200円もするようになり、以前の倍近い価格に。逆に考えればこれまでの天丼てんやがどれだけ苦労してあの味と価格のバランスを保ってきたかということでもあり、いつの日か問題が解決され、再び以前の価格と今と変わらぬクオリティで気軽にエビ天が食べられるようになることを願うばかりです。
・2015/10/29追記
本日から上天丼の海老が復活します。
豪快な海老2尾『上天丼』復活、お得な割引券配布も
(PDF)http://www.tenya.co.jp/release/pdf/20151014.pdf
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