スマホで撮影した写真を本格的にモノクロ写真現像できる「ENFOJER」
スマートフォンで撮影した写真は、コンビニや家電量販店などでプリントすることができますが、昔ながらの方法を用いてスマートフォンの写真を自分でモノクロ現像できる写真現像機「Enfojer」が、クラウドファンディングプラットホームのIndiegogoで出資を募集しています。
ENFOJER - Old School Darkroom for Smartphones | Indiegogo
http://www.indiegogo.com/projects/enfojer-old-school-darkroom-for-smartphones
Enfojerでどのようにスマートフォンの写真を現像できるかは以下のムービーから確認できます。
FOJO on Vimeo
ピアノを弾いてムービーを盛り上げるAvoqさんと、プロジェクトの立案者であるIlija Stjepicさん。
まずはスマートフォンで写真を撮影。
現像はこのように暗室で行う必要があります。
専用のアプリから現像したい写真を選択し……
スマートフォンの画面を下にしてEnfojerの本体へセット。
ぴったりとフタを閉めます。
右側のツマミをひねって、Enfojer本体から映し出される写真のフォーカスを合わせます。
きれいにピントの合う位置に調節が完了。
すると「Snap your fingers」と表示されるので……
指を「パチン!」と鳴らします。
次に現像用の印画紙をセット。
ここで再度、指を「パチン!」と鳴らして60秒待ちます。
時間が経ったら、現像液を注いだ1つめのトレイに印画紙を移動。
120秒待つと、このようにスマートフォンから現像した写真がじんわりと浮かんできます。
今度は、停止液を注いだ2つめのトレイに印画紙を移動して30秒置きます。
その後、定着液を注いだ3つめのトレイに印画紙を移して120秒待ちます。
最後に水を張った4つめのトレイに印画紙を移して、液を流して乾かせば現像は完了。
さらに、通常の写真のネガフィルムからの現像も可能。
ネガフィルムをEnfojer本体にセットし、上から同じようにスマートフォンの画面を下にして置いたら、あとは先ほどの工程と同じです。
現像した写真はこんな感じ。6×6cmのフォーマットが使用されており、スクエアサイズの写真が現像できるため、instagramの写真を使うとぴったり。
Enfojer本体にスマートフォンをセットしたところ。
トレイは色分けされており、トレイごとにトングも付属。
Enfojerの現像用アプリのインターフェースはこんな感じで、iOSとAndroidに対応。
記事執筆時点では、通常350ドル(約3万5000円)のEnfojerのKit Knight(Enfojer本体、トレイ・トング×4、専用印画紙×100枚、セーフライト)が、先着24名限定で260ドル(約2万6000円)の出資でゲット可能となっています。
さらにトレイラックが付属したフルキットのDarkroom Commanderは、450ドル(4万5000円)の出資で1つゲット可能で、どちらのキットでも送料は無料。締め切りは日本時間で10月4日の15時59分までとなっています。
なお、現像に必要な液類は国際発送が難しいため含まれていません。購入する場合、現像液は「イルフォード(ILFORD) MULTIGRADE DEVELOPER」か「PQユニバーサル」と、定着液にイルフォードの「ラピッドフィクサー」の組み合わせが推奨されており、イルフォード製品以外でも使用可能。ただし、化学薬品のため、説明書をよく読んで作業を行う必要があります。
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