千円ちょっとでできる簡単手作りで3D写真を撮ってみよう
用意するものは1:使い捨てカメラ2個、2:ガムテープ、3:ハサミ(任意)。これだけで、立体的に飛び出して見える楽しい3D写真を撮影することができるそうです。3D写真はコツをつかまないとなかなか立体的に見えず、がんばって見ようとするあまり寄り目になってしまって頭が痛くなる、という人のために簡単に写真を立体的に見る方法と併せてご紹介します。
詳細は以下から。Photojojo » Make Your Own 3D Camera for $15 or Less
両眼視差による立体視を利用し、左目と右目程度離れた2点から撮った写真を左右それぞれの目で見ることによって平面である写真が立体的に奥行きがあるように見えるのが「ステレオグラフ」。19世紀後半から「ステレオスコープ」という装置(眼鏡)と共に流行し、景勝地やピンナップガールなどのさまざまな写真が撮影・販売されました。
以下のサイトからは19世紀後半にノースカロライナ州で撮影されたステレオグラフを多数見ることができます。
North Carolina Collection-P43: Stereograph Collection
1939年に登場したおもちゃビューマスターも同じ原理。また簡単にステレオグラフを撮影することができるステレオ・カメラも多数発売されました。
Photo by ricksoloway
では早速1分DIYでステレオ・カメラを作ってみましょう。用意する物は:
・使い捨てカメラ(レンズ付きフィルム)2個
・ダクトテープ(布ガムテープでも可)
・ハサミ(任意)
作り方
1:片方のカメラを逆さまにし、レンズができる限り近くなるように並べます(レンズの位置はカメラの左右どちらかに寄っていることが多いため)。レンズの高さをそろえます。
2:シャッターやワインダーをふさがないようにテープで固定します。
3:外へ出て写真を撮りましょう。2つのシャッターを同時に押すのがポイント。
4:プロのような仕上がりを得られるわけではないということを念頭に置いて、気楽に楽しみましょう。
立体写真を見る方法(1)
現像した写真を並べ、2枚の写真が3枚に見えるようになるまで視線を交差させます。3枚に見えたら立体的に見えるまで真ん中の写真に集中しましょう。近景と遠景が逆に見えた場合は左右の写真を入れ替えるとよいようです。
立体写真を見る方法(2)
現像した写真をスキャンし、0.1秒程度の間隔で2つのコマをループするアニメーションとしてGIFなどで保存します。地震のようにグラグラと揺れて見えるのが難点ですが、コツがわからない人でも簡単に立体的に見ることができます。
ほかにも以下のサイトからさまざまな「グラグラ」3D写真を見ることができます。
Lenticulations - animated 3D bullet time photos
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