お金の存在しない「ギフト」文化の町で1日を過ごすとどうなるのか?レポート~中編~
ギフトの文化が根付いているバーニングマンですが、基本的にはサバイバルイベントのため、自分で持ち込んだ食べ物を作ることも多いです。ということで、バーニングマンでの1日中編は、昼食を作る様子から始め、午後は砂漠に立つ巨大建築物や空中自転車など至るところにあるイベント参加者たちの作品を回っていきます。
本日の昼食のメニューは日本から持ってきたいなばのタイカレー缶と、リノで購入したジャスミンライス。
ということで、まずはお鍋に水を入れ、ガスコンロで沸騰させていきます。なお、17ドルで購入したガスコンロは火力の弱さに試行錯誤した結果、本来の使い方とは別の使い方になっています。
お湯をわかして……
お米を投入。
フタをして15分ほど待ちます。
炊きたてごはんをお皿に盛りつけて……
カレーを隣に入れて完成。なお、気温が高いので缶詰は直射日光の下で何か黒い物の上に載せておくと適度に温まります。お昼ご飯は多めに作って隣人にふるまってもOKです。
昼食の後は再び自転車に乗って辺りを走り回ります。あまりの暑さにイスではなく天蓋付きベッドがついたブランコで眠る人の姿も。
1日のうち何度も砂嵐に見舞われるのですが、ひどい時は呼吸が難しくなるので、口にマスクをしたりバンダナを巻く人もいます。
空中自転車を発見。
ピンクのスカートを履いた男性が自転車の動きを調整しています。
バービー人形になれる巨大パッケージ。
ノリノリです。
ジャングルジムも発見。
派手になった自転車を走らせていると、空気があまりにも乾燥しているため、すぐに喉が渇きます。あっという間にてもちの水を飲み干してしまったので「何か飲み物はないか?」と探していると、アイスっぽいものをネコがなめている看板を発見。
かなりの列ができています。
中にはソファーが並べてあり……
列が進んで見えてきたのはかき氷を作る人の姿。
チェリーライムやブルーベリー、ピーチ、レモンなどフレーバーはたくさん。
カップの中にかき氷を入れてくれます。
灼熱の砂漠で食べるかき氷はおいしさもひとしお。あっという間に平らげてしまいました。
かき氷の他にも、至る所でお酒や飲み物が振る舞われています。
お酒を飲む場合はIDの提示を求められるので注意。
こちらバーですが、開店休業中の様子。
バーニングマン会場は直径2.4kmの円を3分割したうちの1つが丸々広大なアートスペースになっており、砂漠の中にポツリポツリと立つアート作品を見ることができます。
鉄の木にぶら下がるサルのオブジェ。
ぶら下がるサルに……
巻き付くヘビ。
エスニックな雰囲気のドームも発見しました。
中に入れるようになっており、外壁の至る所に美しい模様が描かれています。
中はこんな感じ。
天井。
ベンチが置いてあり、休憩できるようになっていました。
ベンチに横になり、休憩する男性。
真ん中にはオブジェがあります。
琥珀のような透明な石の中に閉じ込められているハチ。
さらに、何やらナナメに傾いている家も発見。
あばら屋っぽい雰囲気ですが、窓から何かが飛び出しています。
屋根にはハテナマーク。
家の下には人が集まっています。
正面から見た様子。
中には楽譜が飛び出したオルガンやベンチが置いてあり、どうやら教会になっている様子。
オルガンはこんな感じ。
演奏は誰でもできるようになっています。
天高くのぼっていく楽譜。
ベンチに座って休憩したり、演奏に耳を傾けることが可能。
1つ1つの作品に距離があるので、移動だけでもかなりの時間がかかるのがこのバーニングマン。開催期間の1週間という時間をかけてゆっくり回れるようになっているようです。ネバダの日没は8時頃なのですが、作品を見て回っているうちにゆっくり沈み始めました。昼と夜で雰囲気ががらっと変わるのもバーニングマンの特徴なのですが、続いては日没後のバーニングマンです。
◆続き
お金の存在しない「ギフト」文化の町で1日を過ごすとどうなるのか?レポート~後編~ - GIGAZINE
http://gigazine.net/news/20130831-burning-man-night/
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