取材

木を組み合わせて作った高さ約20mのピラミッド「テンプル」に行ってきました


バーニングマンではそのシンボルである「ザ・マン」と共に人々が憩い、祈りを捧げる場として「テンプル」が作られます。2013年のバーニングマンで作られたテンプルは64’(約20メートル)×87’(約27メートル)×87’(約27メートル)という巨大さのピラミッド型で、金属を使わず、木材を組み合わせることによって作られているとのことなので、実際に行って中に入ってみました。

砂漠の真ん中にぽつんとたたずむテンプルには、自転車を使って人々が集まっています。


バーニングマン会場の移動は基本的に自転車。テンプルはキャンプエリアから離れているので、特に自転車で来ている人が多くいました。


ピラミッドの囲いの部分に自転車を止めます。


ゲートはこんな感じ。


ザ・マンからテンプルのゲートまでは一本道ができていました。


早速中に入ってみます。


中はバーナー(バーニングマンの参加者)たちでいっぱい。


中から見た様子はこんな感じ。


天井の様子。


中央にあるのは石でできた祭壇。


祭壇の回りにはアクセサリーやメッセージの書かれたもの、お花などが置かれていました。


祭壇にそっと触れる男性。


宝石や木の枝を使って何かを作っている少年を発見。


メッセージボードの回りを飾り付けて1つの作品にしていました。


ドライフラワーも置かれています。


祭壇の周りには絶妙な角度を保ちつつ積み上げられた石や……


色んな宗教が入り交じっていそうな場所


瞑想している人々


ヨガを行う人


横になって眠っている人もいました。


また壁には愛する人やすでにこの世を去った人に対するメッセージや作品などが飾られています。


飼い猫に対する想いを貼り付けている人も。


「やあ、まだ君を愛しているよ」


ペンはその場に置いてあるので、誰でもメッセージを書くことができます。


積み上げられた石は、テンプルの中だけでなく、組木の上にも乗せてありました。


テンプルは金属を使わず、木材を組み合わせることによって成り立っています。


また、建物の中にはドラのような楽器がつるされています。


音楽はゆるやかに絶え間なく流れ、時折誰かの歌声が混じることもあり、神聖な雰囲気を作り出していました。


日本でテンプル、つまり寺院というと形式張ったことを行う場所というイメージがありましたが、バーニングマンでは少し違い、人々が祈りを捧げたり瞑想したり素直に愛を表現したりする場所。テンプルに集う人々は宗教など信じていることもそれぞれですが、それについて争いが起こることなく、みな静かに祈りを捧げていたのでした。

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in 取材,   アート, Posted by darkhorse_log

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