プロトタイプから最新車までVespaの歴代シリーズをポップにまとめて振り返る「VESPALOGY」
VespaはイタリアのオートバイメーカーであるPiaggio社製のスクーターで、ローマの休日のような海外の映画作品や日本のドラマにも登場しており、世界中にファンが存在するスクーターです。そんなVespaの70年にも及ぶ長い歴史をポップなイラストで追いかけたムービーが「VESPALOGY」で、スクーターの泥よけや人が楽に乗れるように設計された構造が、60年以上も前から受け継がれている普遍的なデザインであるということが分かります。
VESPALOGY on Vimeo
ムービーが始まると軽快な音と共に緑色の物体が登場。
にょきにょき。
前輪が出てきて……
1943~1944年に作られたVespa Paperinoが出現、これはVespaのプロトタイプ的なスクーター。
再びパーツが変化していき……
明らかに違うスクーターに変わっていきます。
そして出てきたVespa 98 II Serie、こんな感じで古いVespaから順番に現れては消えてを繰り返します。
かなり近未来的なデザインのVespa Monthleryや……
ロケットみたいなVespa Siluro、この頃のVespaのデザイナーはかなりデザインで攻めています。
と思いきや、後部に予備タイヤが搭載されたすごく普通のスクーターもありました。
また普通のスクーターかなと思っていたら……
戦車が登場。これはVespa 150 TAPというフランス軍の要請を受けて製作された軍用スクーターのようです。
スクーターばかりではなく車も製造しており、1957年にはVespa 400という車を作っています。
現代の町を走っていても何ら違和感の無いVespa 50や……
予備タイヤの位置が印象的なVespa 90 SS。
またまた近未来的なデザインの車両。
と思ったら……
車体から上方向に何かが伸びて……
ヘリコプターになってしまいました。これはVespa Alphaという機体で、Dick Smartという映画内で使用された小道具のよう。
70年代代表のVespa P125X。
Vespa PX_T5は80年代に生産された物で、この辺りは大きな変化が見られません。
しかし90年代に生産されたVespa 50 ETはデザインから丸みを帯びたレトロな雰囲気がなくなり、鋭くシャープな印象に。
2000年に入ると人間の手足が長くなったのでVespa PX Trafeliのような胴長なスクーターになった。というわけではなく、これはMino Trafeliという芸術家の作品。
Vespa GTV 250はごく最近に販売されたスクーター。
そして最後にVespa 946という2013年に発表されたニューモデル。後ろに伸びたシート部分が特徴的なこのスクーターは、なんと1台9000ユーロ(約120万円)もするモデルとのことです。
Vespaの公式サイトでも過去に生産されたVespaの画像を見ることができるので、興味のある方はこちらも必見です。
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