F1マシンの進化の歴史が1分間でわかるムービー
1950年から開催されているF1世界選手権では、市販車とは全く別の規格で作られたフォーミュラカーが使用されていますが、マシンは進化と規格の変更によって見た目も大きく変わっています。その様子をわずか1分間にまとめたムービーがこちら。
Rufus Blacklock - Animation & Design: Evolution of the F1 Car: Infographics
Evolution of the F1 Car on Vimeo
1950年のマシンの形はこんな感じ、エンジン排気量は自然吸気式4500ccか、過給式1500ccと定められていました。
1956年ごろ。52年から排気量規定が2000ccに変更され、54年にさらに自然吸気式2500ccか過給式750ccに再変更されました。このあとも技術の進歩やレース中の事故の影響などにより、規定は細かく変更が繰り返されていきます。
1960年ごろ。
1968年。61年から過給器付きが禁止となりましたが、66年に再び自然吸気式3000ccか過給式1500ccと改められ、68年からはフロントウイングとリアウイングの取り付けが始まってマシンの見た目が大きく変わりました。
1971年。空力デザインの試行錯誤がはじまって、いろいろな外観のマシンが登場。
1976年。この年、ティレルは4輪ではなく6輪のP34というマシンを投入。また、ステアリング(画像右上に表示)の形状も「○にY」のようなタイプから「○にT」へ。
コレがティレル・P34。
By V96GLF
1984年。ここまでにウイングの高さや幅が定められたり、1977年から登場して流行したグラウンド・エフェクト・カーが禁止となったり、タイヤの数は4つまでと定められたりしました。
1997年。過給器もアクティブサスペンションもトラクションコントロールもABSもなくなりました。F1のハイテク化は進んでおり、ステアリングはただのハンドルではなく様々なスイッチ類が搭載されたものになっています。
2010年。
2012年。
この進化の様子を、イタリアGPで使用されるモンツァ・サーキット上にのっけたタイムライン図はこんな感じ。1968年から導入されたウイングは現在まで続いていますが、1977年から導入されたターボや1987年から導入されたアクティブサスペンション、1991年から導入されたトラクションコントロールなどが途中でなくなっていることがわかります。2009年から導入されたKERSや2011年から導入されたDRSもこの先どれだけ続くのかはまったくわかりません。
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