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レース中のピット作業は60年前と比べてどれだけ迅速になったのか


F1インディ500といったモータースポーツを代表する自動車レースでは、レースの最中にタイヤ交換と燃料補給を行なうためにレーシングカーがピットに入って「ピットストップ」と呼ばれる整備作業が行なわれます。自動車の整備技術が向上するとともに、ピットストップにかかる時間も短縮されるわけで、1950年と2013年のピットストップを比較したムービー「Formula 1 Pit Stops 1950 & Today」が公開されており、ピットストップが約60年間でどれだけ早くなったかがよくわかる内容になっています。

Formula 1 Pit Stops 1950 & Today - YouTube


まずは1950年に開催されたインディ500のものから。


白い服を着用した整備士が片手にタイヤを持って、画面手前側に走ってきました。


ほどなくして黒いレーシングカーがピットに到着。タイヤを運んでいた整備士は、右前輪のタイヤを取り外す作業を開始。


右前輪のタイヤを取り外すのにトンカチのようなものでタイヤを叩き始めます、同時に、中央にいる整備士がガソリンの給油を始めました。


整備士が右前輪のタイヤをたたき始めてから約18秒後、タイヤの取り外しが完了。


すぐさま、新しいタイヤを取り付ける整備士。それと同時に、給油が完了しました。


給油が完了して、中央にいる整備士は給油タンクのキャップを閉めています。


右前輪に新しいタイヤを取り付けるのが完了すると、整備士は左前輪のタイヤをトンカチでたたきながら取り外しにかかります。この間に給油タンクのキャップを閉める作業が完了。キャップを閉めるのに約10秒かかりました。


左前輪のタイヤは約5秒で取り外されました。中央にいる整備士は汚れたフロントガラスをふきふき。


タイヤ交換を行なう整備士は新しいタイヤを左前輪に取り付けて……


再びトンカチを何度も振り下ろします。


タイヤを取り付けたら、再びフロントガラスをゴシゴシ拭いて……


レーシングカーはレースへ戻っていきました。ピットインの時間は約1分5秒。


次は、2013年にメルボルンのアルバート・パーク・サーキットで開催されたF1オーストラリアGPでのピットインを見てみます。


2013年のピットは1950年のものと比べて、整備士の数が全く違います。


すさまじい速度でピットに走り込んでくるレーシングカー。


レーシングカーがピタッととまると、整備士が群がるようにして作業開始。


ものすごい勢いでタイヤが交換されています。


ピットインから約2秒後、整備士がレーシングカーを離れると……


レーシングカーは走り去っていきました。


「お疲れさま」と言わんばかりに整備士たちはピットから離れていきました。


そもそも1950年の時点では現代のように「どのタイミングでタイヤを交換するのか」「どれぐらい給油するのか」というピットストップ戦略は存在しませんでした。F1の場合、ピットストップ戦略を最初に導入したのは1982年にBMWのターボエンジン供給を受けたブラバムチーム。戦略が効を奏して1983年、ブラバムのネルソン・ピケはワールドチャンピオンに輝いています。

その後はどのチームも同じように戦略を練るようになり、レギュレーション変更によってピットでの給油禁止・給油解禁・給油再禁止などの変遷はあったものの、現在のようにわずか数秒の停止で作業を終えるようになりました。

なお、ピットストップ作業の最速記録はF1のレッドブル・ルノーが2013年のマレーシア・グランプリ決勝で記録した2.05秒です。

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in 乗り物,   動画, Posted by darkhorse_log

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