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雑誌の表紙に使われるiPhoneはどのように撮影されているのか?


広告などで使われる商品の写真と実物がかけ離れているということがありますが、そこには並々ならぬ労力がかけられていることもしばしば。街で何気なく見かけるスマートフォンの写真もその1つで、そんな雑誌の表紙を飾るたった1枚のiPhoneの写真がどれだけの時間と労力をかけられ撮影されているのか?というのがよくわかるムービーが「Cover creation」です。

Cover creation on Vimeo


大きな窓のあるスタジオにやってきた一人の男性。部屋の奥にはテーブルが置かれています。


撮影準備開始。ライトやレフ板などを設置していきます。


カーテンを引いてセッティング完了。


テーブルにiPhoneを置き、撮影開始しました。


一見するとただ置いているだけですが……


粘土を使い、立体感や影などがキレイに出るようにされています。


作業する時は手袋を忘れずに。スクリーンにくもりがないよう、しっかり磨きます。


iPhoneの左側にもレフ板を追加。


撮影された写真はコンピューター画面で確認しつつ、細かな部分の調整を行います。


さらに右側からもライティング。


カメラも調整します。


黒い紙を使って光の反射を遮ってみたり。


どんどんテーブルの周囲に道具が増えてきました。


コンピューターの画面では、細部に至るまで確認が行われています。


撮影終了。


次はその場で取り込んだ写真にPhotoshopで修正を加えていきます。


こちらが撮影した写真。


背景を真っ白にするとこんな感じ。


iPhoneの画面は撮影後に貼り付けられていきます。


撮影された写真では、ホームボタンに描かれているマークは薄い灰色。


明暗をつけて、マークをはっきりさせていきます。


背景が水色に変化。


ということで完成。こちらが作業を開始する前の写真です。


作業後は以下のようになりました。


写真をとあるオフィスビルに持っていきます。


目的地はMacworldの編集部。


ビルの中を進んでいきます。


たどり着いた部屋には一人の男性の姿。


受け取った写真を使って、Macworldの表紙を作成していきます。


雑誌名や記事のタイトルをレイアウト。


どんどん雑誌っぽくなってきました。


背景の色や、タイトルの大きさ、配置を微調整していきます。


完成。


印刷後の雑誌が届いたようです。ダンボールを開けると……


雑誌Macworldが出てきました。


なお、これは撮影とPhotoshopでの作業・デザイン処理に焦点を置いたもので、撮影以前のミーティングやレイアウトのための細かなプロセスは省いているとのこと。作業の様子は30秒ごとに写真撮影され、タイムラプス映像として仕上げられました。


ムービーを撮影したカメラマンPeter Belangerさんはこの他にも商品の撮影などを多く手がけており、作品は以下のウェブサイトから見ることができます。

Peter Belanger | Home
http://www.peterbelanger.com/photos

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in 動画, Posted by darkhorse_log

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