iPhone5Sの写真がiPhone製造工場から流出かと思ったらクローンだった
2月4日に中国のsjbbs.zol.comでiPhone 5に非常に似ているものの細部が異なるスマートフォンの写真が掲載され、写真が撮られたのがiPhoneを製造するFoxconnの工場だったこともあり、iPhone 5Sの写真が流出したのでは?と騒がれましたが、Mac Rumorsによれば写真に写っているのはiPhone 5SではなくiPhone 5のクローンであったことがわかりました。
【据说是富士康员工貌似偷拍的 下一代苹果iPhone手机】-3G新生活论坛-ZOL中关村在线
http://sjbbs.zol.com.cn/2/30_11361.html
Alleged iPhone 5S assembly line shots show new internal layout, linear motor (Update: clone) | 9to5Mac
http://9to5mac.com/2013/02/11/alleged-iphone-5s-assembly-line-shots-show-new-internal-layout-linear-motor/
こちらがiPhone 5クローンの写真。クローンのカラーも白と黒の2パターンがあります。
内部の様子。
スクリーン。
これまでより大きくなったiPhone 5のスクリーンと非常に類似しています。
組立中。
工程表のようなもの。
工場で働く従業員の様子を撮った写真も公開されました。
NOWHEREELSEのSteve Hemmerstofferさんは写真を分かりやすく解説したものをTwitter上に投稿しています。iPhone 5のバッテリーの容量は1440mAhのところ、クローンのバッテリーの容量は1130mAhと少なくなっており、SDカードスロットのようなものを搭載、lightningコネクタやバイブレーターもiPhone 5とは異なっています。
なお、こちらがiFixitでiPhone 5を分解した時の写真。
また、分解を行ったiFixitによればiPhone 5はiPhone 4Sとは別のバイブレーターが使用されているのですが、今回のクローンはiPhone 4Sで使用されていたものと似たタイプのバイブレーターが使用されていました。
以下がiPhone 4Sのバイブレーター。
iPhone 5のもの。
クローンのバイブレーターはiPhone 4Sと同じ流線型になっています。
iPhone 4Sで使用されていた流線型のバイブレーターは静かなものでしたが、iPhone 5は振動が大きいものに変更され、iFixitは「なぜバイブレーターを変えてしまったのか」と疑問に思っているところなのですが、クローンでは流線型のものを使用。当初クローンをiPhone 5Sだと考えていた9to5Macはこれを改良点と捉えていました。
なお、BrightWireによると本物のiPhone 5SはiPhone 6と共に2013年中に発表される予想で、8メガピクセルの背面カメラが搭載されるのではないかと考えられています。
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