世界最大のコンテナ船が組み立てられる様子の一部始終を記録したムービー「Building the World’s Largest Ship」
2013年から就航予定の世界最大のコンテナ船「マースク・トリプルE級」が韓国・玉浦の造船所で作られる様子を3ヶ月間にわたって撮影、約5万枚の写真を使って組立の一部始終を記録した映像が「Building the World's Largest Ship」です。
Building the World's Largest Ship (in 76 seconds) on Vimeo
http://vimeo.com/62085613
巨大クレーンによってドックの中へ運び込まれていくブロック。
船は前後に2隻並べて組立られているように見えます。
反対方向から見るとこんな感じ。
大きなブロックをクレーンが運んできました。
後ろのブロックに近づけて溶接していきます。
どんどん組立。
徐々に形が見え始めてきました。
隔壁のすぐ手前にまで船体がせまっています。
ドックに水を流し込み船を浮かせます。
隔壁を取り払って……
いったん船を外に出します。
2隻とも外に出した後で再び水をせき止めます。
環境が整ったところで、再び障壁を外し、船の後部パーツのみを運び入れました。
排水して組立を再開。ブロックを運び入れます。
船首を組立。
コンテナ船っぽくなってきました。
船体にエンジンなどを搭載していきます。
完成。
再びドック内を水で満たしていきます。
障壁を外して……
造船所を後にしました。
マースク・トリプルE級はコンテナ船を多く所有しているA.P. モラー・マースク社が開発した世界最大のコンテナ船。全長400m、幅59m、コンテナ積載量は1万8000TEUに達しており、韓国の大宇造船海洋が受注したもので、就航予定は2013年から2015年です。既存のマースクE級に比べトリプルE級は積載量が向上、また減速航行をすることによって燃料消費を37%削減し、コンテナあたりの二酸化炭素排出量を50%削減できる設計となっています。
なお、以下がマースク・トリプルE級の公式サイトです。
Worlds largest ship
http://worldslargestship.com/
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