「ヱヴァ新劇場版Q」が2日間累計興収11億円突破で2012年度記録を更新、バルト9では劇場新記録樹立も

11月17日から全国224スクリーンで公開の始まった「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q」が週末2日間で77万人を動員。興行収入は11億円突破し、2012年度オープニング週末興行収入記録を更新しました。なお、17日0時から「世界最速上映」イベントを実施した新宿バルト9では初日終了時点で動員1万5000人、興収2500万円を記録し、劇場としての新記録を樹立しました。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q 公式サイト
http://www.evangelion.co.jp/

新宿バルト9
http://wald9.com/index.html

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ4部作の第3部として公開された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q」は、新宿バルト9をはじめ全国224スクリーンで11月17日から公開が始まりました。その結果、17日、18日の2日間での興収は11億円を越えて2012年7月13日に公開された「BRAVE HEARTS 海猿」(オープニング3日間成績：11億1917万1350円)をも上回り、2012年度オープニング週末の興収記録を更新することになりました。

4部作の第1部「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：序」はオープニング週末成績が2億8042万4200円で、最終興収が20億円。第2部「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破」はオープニング週末成績が5億1298万9000円で、最終興収は40億円だったので、シリーズ通して尻上がりに成績が上がってきているということになります。

数字の内訳としては
◆11月17日(土)
動員人数：44万3408名
興行収入：6億4848万3550円

◆11月18日(日)
動員人数：32万8356名
興行収入：4億8262万1050円

◆2日間累計
動員人数：77万1764名
興行収入：11億3100万4600円
となっています。

その他のアニメ映画と比較すると、
◆ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD(188スクリーン、オープニング週末2日間累計)
動員人数：81万9474名
興行収入：10億3921万4800円
最終興収：48億円

◆崖の上のポニョ(481スクリーン、オープニング週末2日間累計)
動員人数：81万4333名
興行収入：10億2488万555円
最終興収：155億円
となっており、オープニング成績ではすでに上回っています。最終興収はワンピースの数字が参考になりそうな感じでしょうか。

なお、新宿バルト9では11月17日0時から「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q」世界最速上映を全スクリーンで実施するなどして盛り上げた結果、早朝6時の時点で興収700万円、当日終了時点でヱヴァQのみで1800万円を記録。他作品も高稼働だったため、トータルで1日の興収が2500万円以上という新記録を樹立しました。

こちらの内訳は、
◆6時段階(ヱヴァQのみ)
動員人数：4087名
興行収入：711万5990円

◆当日終了段階(ヱヴァQのみ)
動員人数：1万671名
興行収入：1852万3400円

◆当日終了時点(全作品合計)
動員人数：1万5290名
興行収入：2567万5800円

ちなみに、この日の上映作品は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q」のほかには「任侠ヘルパー」「悪の教典」「北のカナリアたち」の3作品。従来の記録は、「借りぐらしのアリエッティ」「トイ・ストーリー3」「踊る大捜査線 THE MOVIE 3」「エアベンダー」を上映していた2010年7月18日(日)のもので、動員数は1万1242名、興収は1876万2000円だったので、ヱヴァQのみでも従来記録に迫る数字だったということになります。

新劇場版シリーズの最終作については「ヱヴァンゲリヲン新劇場版：？」とされてきましたが、ヱヴァQの公開とともに公式サイトが更新され、「シン・エヴァンゲリオン劇場版

」という正式タイトルが発表されています。

次回 シン・エヴァンゲリオン劇場版
http://www.evangelion.co.jp/final.html

11月21日追記：
11月17日(土)から11月20日(火)の4日間で動員が100万人を突破したとのこと。累計興収は15億円になっています。

動員人数：110万3343名
興行収入：15億8112万1800円