空中でキャンプができる屋根や蚊帳を備えた完全アウトドア仕様のハンモック「Hennessy Hammock」を使ってみた
スイスの科学者が行った研究によると、ハンモックがもたらす穏やかな「揺れ」は、ベッドで寝るよりも素早く眠りに落ちることができる上により深い睡眠になるそうですが、そんな快適な眠りが得られるハンモックをキャンプの際にも使用できるようにしたのが「ヘネシーハンモック」です。
Hennessy Hammock
収納時はこんな感じ。
初代iPadより1回り大きい位のサイズ。
厚みもそれほどなくコンパクト。
実測の重量は約860グラム。一般的なテントには1人用でも1kgを切るものはほとんどないので、かなり軽量な部類に入ります。
内容物はタープ(屋根)と蚊帳(虫除けネット)のついたハンモックなど。
◆実際に使ってみた
ハンモック本体を広げるとこんな感じ。
メッシュ状の蚊帳(虫除けネット)が付いているので、夏場のキャンプで蚊などを避けることが可能。
木に巻き付けるための幅広のベルトは以下の通り。
2メートル程の間隔で生えている木の間にハンモックを吊ってみることにしました。
まずは、グルリと木の幹にベルトを巻き付け……
ハンモックの先端から出ているひもを通して結べばOK。
反対側も同様に結び……
木の幹と幹の間にハンモックを吊します。
地面に凹凸がありテント泊では背中が痛くなってしまうような場所でも容易に設営可能。
次はフライシート(屋根)の設置。最初は以下のように折りたたまれた状態で入っています。
広げるとこんな感じ。
リップストップ(破れ止め)加工の入った防水性のナイロンでできているので、雨天でも使用可能。
こんな感じでハンモックの上にかぶせて……。
最初に張っておいたハンモック本体とつながるひもにフックを引っかければOK。
ペグ(別売り)を使って布地にテンションをかけ、雨などが流れやすいようにします。
こんな感じで屋根ができれば設営は完了。簡単なロープワークだけで、5分程度で設営可能です。
少し離れて見ると割と周囲の風景に溶け込んでいる感じ。
下から見ると船底型のハンモックの上に屋根をかぶせた形状であることがわかります。
「船底」の一部がベルクロで開くようになっているので、この部分からゴソゴソと内部に侵入。
入り口からハンモックの中を見るとこうなっています。
お尻から入って、座って重心を安定させたら後は足を上げるだけ。
スルッと中に入れます。
実際に中に人が入っている状態を外から見たところは以下の通り。
ハンモックの中で自分の足下を見るとこんな感じ。
頭の脇にはiPhoneなどが入れられるメッシュポケット付き。
なお、日本ではA&F COUNTRYや山渓などが販売が行っており、楽天にある山渓のオンラインショップでは今回レビューした「HENEESSY HAMMOCK ウルトラライトBP A-sym」が2万5430円(税送料込み)で買うことができました。
というわけで、テントの重量を減らしたい場合や地面に凹凸がある場所でキャンプをする際はもとより、ちょっと変わったスタイルでアウトドアを楽しみたい、という人にはかなりおすすめです。
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