来場者数が減少気味な東京国際アニメフェア2012パブリックデーの様子

3月24日・25日はアニメ業界最大級のイベント「東京国際アニメフェア2012」のパブリックデーです。昨日までのビジネスデーとは違って、一般のお客さんが入ることを前提にステージイベントなどが企画されており、物販なども今日・明日が本番。

東京都と出版社との間での因縁もあってこれまでと事情が異なる今年のアニメフェア、開場前には例年通り行列ができていましたが、その行列の長さは事務局の人も「前回に比べると短くなっている」と認めるほどで、開場時には整理券ゲットや物販に急ぐための開場ダッシュが見られましたが、おおむね「ゆったり回りやすい」レベルに落ち着いた感じがします。

まずは東京ビッグサイトの東ホールへと向かって歩いて行きます。人の流れはそこそこ。

当日券売場でチケットを買い求める人の姿も。

行列の末尾はこの通路のあたり。例年に比べると短め。

それでも、ぎっしりと4列の入場待機列が形成されています。

こちらは最初のステージイベントの整理券を求める人の列。明らかに短め。

9時45分に第一陣が入場。止められているにもかかわらず、制止を振り切って開場ダッシュをする人の姿がかなりたくさん。

東京国際アニメフェア2012 開場ダッシュ

前日までテレビ朝日やTBSなどのブースがあった場所はキッズエリアへと姿を変えていました。

並んでいた商談ブースが撤去され、休憩所に。

どんどんと人が入場してきます。

人の流れを追ってみたところ、文化放送ブースがかなり早いうちから長い行列を作っていました。

サテライトも「AKB0048」「マクロスF」などの物販があるということで人気。

TOKYO MXにもぎっしりと人が集まっています。

ブシロードはミニゲームに挑む人が行列を作っていました。

東映アニメーションブースではプリキュアが朝のあいさつをするということで、子どもと保護者、大きなお友達が集結。数は子どもよりも大きなお友達の方が多かったようです。

イベント開始直前には人が集まりすぎて通路にまではみ出していたので、ロープで入場制限が行われることに。

アニメバザールのコーナーも人がたくさん。

海外のテレビ局(?)が楽しげな撮影をしていました。

会場全体を上から見るとこんな感じ。

東京国際アニメフェア2012 会場鳥瞰風景

人が集まっているブースもありますが、通路が埋められてしまって通路の意味を成さなくなってしまっているというような場所はありませんでした。

遠目でもわかるブシロードの人気

ボーカロイドのブースは撮影大会になっています

イベント待ちでぎっしりなTOKYO MXブース

人が多すぎて入場制限がかけられていました

ブースイベントがあるところは人が集まりやすいようで、日テレブースも外にあふれんばかりの人が。

フードエリアも人がいっぱい、壁の向こう側(奥側)にはステージ開始待ちの人たちの姿も見えています。

回転率が高いからか、バンバン調理している煙が上がり、会場がうっすら煙っていました。

キッズワークショップスタジオには家族連れや海外からのお客さんが多数遊びに来ていました

トレース台を使って動画を描いていく作業を体験できます

こちらは塗り絵

また、現役のアニメスタッフを招いてのワークショップも行われていました。

メインステージとは別に設けられたキッズステージではプリキュアのショーが行われるということで、待機列が形成されていました。

ファミリーも多数参加して盛り上がっていたステージ

立見では見えないぐらいです

ビジネスデーの様子と比べれば人が増えているのは歴然ですが、前回のパブリックデーと比べると、やはり人は減っています。小間数が減った影響で通路が広くなっており、行列のせいで通行できないということがなかったり、人に邪魔されずにゆっくり展示を見られるのはよいことですが、イベントとしてのパワーが減少しているのは間違いありません。

今回はファミリー向けのスペースも増え、家族連れの姿も多く見かけましたが、プリキュアショー＋αといった感じは拭えませんでした。逆に、広い層にリーチしているプリキュア人気が凄まじいと言えるのかも。アニメコンテンツエキスポとの「住み分け」という意味では、完全にビジネスデーは商談、パブリックデーはファミリー向けと割り切ってしまった方がよいのかもしれませんが……。

追記：
公式発表によると、24日の来場者数は3万1391人。前回が5万724人だったので、前回比61.89％と半分とはいかないまでも大幅な来場者減だったことが判明しました。

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