豚カルビを愛する人でないと許せない「カップヌードルカルビスト ビッグ」
日清によると「カルビスト」とは、「ピアニスト」や「ギタリスト」などの言葉を参考にした造語で、「カルビが大好きな人」「カルビの専門家」ということになっており、要するに「豚カルビをこよなく愛する人」という意味。豚カルビといえば、コンビニ・弁当屋の豚カルビ丼や豚カルビ弁当が「ぺらぺらの豚カルビにネギ塩のたれをかけたもの」と化しており、「なんとなく豚カルビ」的な雰囲気の食べ物が多い中、ついにカップヌードルが「カップヌードルカルビスト ビッグ」(税別190円)で殴り込みをかけてきたわけです。一体どれぐらいのレベルの豚カルビを出してくるのか、興味津々です。
[ビッグサイズ]カップヌードルカルビスト ビッグ 製品情報 - 日清カップヌードル|CUPNOODLE
豚カルビをこよなく愛する人へ。
日清のカップラーメン系のパッケージ写真は実際の具を使っているらしく、ありえないようなイメージ写真ではないというのが好感が持てるところ。ということは、おそらく中身もこんな感じのはず。期待大。
原材料名を見ると「味付豚肉」と書いてあるのがおそらく「豚カルビ」のこと。原材料の表記は多い順に書くのが通例なので、「かやく」の中では豚カルビの量が最も多いということがこれでわかります。ますます期待大。
一個あたりのエネルギーは442kcal。
開封しました。思ったよりも肉が少ないのですが、きっとお湯を吸ってふくれて爆増してくれるはずです。
熱湯を注ぎ3分待ちます。
できあがりです。
豚肉はお湯を吸って大きくなり、豚カルビになったはずなのですが、スクランブルエッグとねぎの存在感に負けている感が……。というか、コンビニ弁当の豚カルビをさらに細切れにしてチラした感がします。これは一体……。
混ぜると、豚カルビだった何かはほとんど埋没して見えなくなってしまいました。よくよく考えると「ビッグ」サイズなので、麺の量が通常サイズよりも多く、結果的にただでさえ細切れ状態の豚カルビが散逸するという非常事態に。
しかし、豚肉の脂がよく染み、そしてレモンとペッパーがよくきいたスープの味はまさに豚カルビそのもの。ねぎと塩味が豚カルビの味わいや食感よりも先行するあたりはまさにコンビニなどで良くあるネギ塩豚カルビそのもの。そう、「カップヌードルカルビスト ビッグ」はただの「豚カルビをこよなく愛する人」向けではなく、「よくあるあのチープなネギ塩豚カルビ味をこよなく愛する人」向けのカップヌードルだったのです、なんということでしょう!
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