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13倍ぶれなくなった空間光学手ブレ補正搭載ハンディカム「HDR-PJ760V」


従来機に比べて13倍ブレないという新技術「空間光学手ブレ補正」を搭載したソニーの「HDR-PJ760V」。発売は3月上旬予定ですが「CP+」の会場では一足先に実機に触れられるとのことなので、早速行ってみることにしました。

ソニーのブースはこんな感じ。


これが「HDR-PJ760V」。1/2.88型CMOSセンサーを備え60pでフルHDムービーの撮影が可能です。ムービー撮影時の有効画素数は614万画素で、光学10倍、デジタル120倍ズームを搭載。内蔵メモリーは96GBで画質を落とせば最長約38時間40分の撮影が可能です。


中身のパーツはこんな感じ。レンズだけでなく撮像素子も周囲の揺れを吸収する機構の中に納めることで強力な手ブレ補正を行なう新技術を搭載しています。実際に10倍ズームにした状態で人の顔を撮影してみたところ、完全に揺れ(ブレ)が消えるわけではありませんが、ガクガクとした細かな振動は消えてユラユラというゆっくりとした揺れが若干残る程度といった感じでした。


右側面です。グリップしたときに手のひらが触れる部分には細かな凹凸をつけるシボ加工が施されているので滑りにくくなっています。


背面はこんな感じ。付属のバッテリー(NP-FV50)でビューファインダーを使用て撮影、ズーム、撮影スタンバイ、電源ON/OFFなどを繰り返して実際の利用シーンに近い環境で計測した撮影可能時間は約55分とのこと。


手に持ってみました。バッテリーなどを含めた重量は約680グラム、本体サイズは71.5(W)×137.5(D)×73.5(H)ミリで持ち歩きの際にも負担にならなそう。親指で触っている「マニュアルダイヤル」にはフォーカスや絞り、明るさなどの設定が割り当て可能。例えば花を撮影する際に「背景から手前にある花に滑らかにフォーカスを移す」といった操作ができます。


プレビュー用のディスプレイの裏にプロジェクターを搭載しているのも特徴。


撮影したムービーを投影している様子はこんな感じ。本体上部に取り付けられているのは別売りの「ポータブルスピーカー RDP-CA1(税込み7350円)」で、こちらは3月9日発売予定。


実際に映しているところです。解像度は640×380で輝度は20ルーメン。投影可能距離は最短約50センチ、最長約5メートルです。暗い場所で見てもコントラストが低くクッキリハッキリ見えるとは言えない画質ですが、撮ってスグ見られるのは便利。画質は割り切りって、手軽さ重視の機能として捉えるなら十分満足できるレベルです。


なお、直販価格は税込み13万8000円の予定です。

「撮影」だけでなく「鑑賞」というステップまでスムーズに楽しめるようにこだわって作られているので「撮りためたビデオをあまり見直したことがないなぁ」という人はチェックしてみるべき製品です。

・つづき
空間光学手ブレ補正の力が10本のムービーでわかるソニー「HDR-PJ760V」レビュー - GIGAZINE

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in レビュー,   取材,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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