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死別した婚約者と結婚したフランスの女性、サルコジ大統領公認で挙式


サルコジ大統領に嘆願状を送って公認を受けた女性が、2年前に交通事故で亡くなった婚約者との結婚式を挙げました。

Karen Jumeaux marries her DEAD boyfriend with Nicolas Sarkozy's blessing | Mail Online

Karen Jumeauxさん(22)と婚約者のAnthony Maillotさんが出会ったのは2007年ごろ。そして2009年には二人の間に男の子を授かったのですが、その年の9月、Maillotさんは20歳の若さで亡くなってしまいます。

Maillotさんが亡くなる前に撮影された二人のスナップショット。


死者との結婚を許してもらうため、彼女はサルコジ大統領に手紙を送りました。結果から言えば彼女が願い出た結婚は認められたのですが、許可が下りた理由というのが、生前MaillotさんがJumeauxさんと結婚するために準備を進めていたことが証明できたからだということです。

そして、彼の死から約2年が経過した2011年6月23日、フランス西部の町役場で、彼女は白いドレスに身を包み、家族や友人に見守られながら式を挙げました。わざわざ6月に式を挙げたのは、ジューン・ブライドの伝承にあやかり、花嫁自身の幸せを願ったからかもしれません。


Jumeauxさんは「彼は私の初恋の人で、唯一無二の存在でした。4年間を共に過ごし、息子を一緒に育てようとも約束していました。ひとりぼっちの結婚式なんてもちろんしたくありませんでしたが、これも運命ですから仕方ありません。念願かなって、やっと私たちは夫婦になれました。これからはずっと、彼を思って生きていこうと思います」と、その心境を語っています。

フランスの法律専門家は、「正式に結婚の手続きをしたので当然のことではあるのですが、もしJumeauxさんが別の男性と出会って結婚しようとした場合、離婚手続きが必要となるでしょう」と指摘。まだ22歳の若き花嫁が亡くなった婚約者と連れ添い続けるのは確かに困難も多そうですが、法的に認められる形で結婚できたことは、少なくともJumeauxさんの心の支えになるのではないかと思われます。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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