実際に撮影も可能、レゴで作られた4×5インチ判の大判カメラ
本体から弾丸まで全てがレゴ製のスナイパーライフルや、20万個のレゴで作られた巨大なファラオ、はたまたお寿司やフェラーリF1マシンなど、レゴで作られた驚くほど精巧な作品はたくさん存在していますが、「実際に撮影が可能なレゴで作られた4×5インチ判の大判カメラ」という、また新たにレゴの歴史へ名を刻みそうな作品が登場しました。
実際に撮った写真などは以下から。Legotron, Mark I ? 4×5 Camera made of LEGO bricks | cary norton photographs
これが「レゴで作られた4×5インチ判の大判カメラ」。レゴ特有のポップなカラーリングとレンズが違和感なく同居しています。
正面。使われている127mm、F4.7のレンズは、製作者で写真家のCary Nortonさんが世界最大級のオークションサイトeBayで40ドル(およそ3271円)を支払って手に入れたそうです。
側面には「POLICE」「SHOP」という文字があり、材料になったレゴを想像してしまいます。
背面からはフィルムホルダーとすりガラスが確認できます。
すりガラス越しに見えるイス。
◆制作過程
製作者のCary Nortonさんは2009年の8月にこのアイデアを思いつき、レゴを組み立てることができるPCのアプリを使って構想を練ったり、しばらくの間投げ出したりしながらじっくりと作っていったとのこと。
これは2009年8月27日に撮られた最初の写真。
その次の日には基本的な構想を思いついたそうです。
レンズボードはこんな感じ。
当初から「POLICE」という文字は入っていたようです。
9月に入っても試行錯誤をしながらいじくっていたとのこと。
1年と半年ほど放置していた後、ようやくアイデアが結実することになります。
レンズボードを変更し、うまく収まるように本体を削ったりしながらようやく完成しました。
すりガラス越しに見える友人の姿。
◆実際に撮影した写真
作者自身が写真家ということもあり、出来上がった写真もかなりのクオリティ。
ちなみに、このカメラの名前は「Legotron」というそうです。すでに次のバージョンの構想も練っているとのことで、完成が待たれます。
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