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7歳児が考案したボードゲーム「Animal Advent-ure」、クリスマスに大ヒット


スコットランド人の9歳の少年が、2年前7歳のときに古いアドベントカレンダー(クリスマスまでに1日1つずつお菓子やおもちゃが入った小窓を開けていくカレンダー)を改造して作ったボードゲーム「Animal Advent-ure(アニマルアドベンチャー)」が商品化され、「モノポリー」などの定番ゲームと肩を並べ老舗デパートのハロッズでも取り扱われるなどして、今年のクリスマス商戦のヒット商品となっているようです。

詳細は以下から。BBC News - Harrods sell Tillicoultry boy's game invention

timesofmalta.com - Schoolboy’s board game a huge hit

クラックマナンシャイア州TillicoultryのScott Ballantyne君(9歳)は、2年前、病気で学校を休んでいた時にアドベントカレンダーをボードゲームに改造したそうです。


Scott君は小さなころから発明好きでさまざまなものを作ってきたそうですが、「アニマルアドベンチャー」は中でも特に家族や友だちに大好評だったとのこと。何カ月にもわたり改良に改良を重ね、イースターやハロウィン、クリスマスなど、イベントのたびに新バージョンを作るScott君を見て、母親のTricia Ballantyneさんは「このゲームには特別な何かがあるのでは」と思い、商品化へ向け動き始めました。

動物園を舞台にしたゲームは、対象年齢4歳以上で最大8人までのプレイヤーで遊ぶことができます。タイムリミット(閉園時間)までにすべての動物をまわることを目的とし、最初にゴールしたプレイヤーが勝者となるスゴロク形式のゲームで、ゲームの進行とともにアドベントカレンダーのように小窓を開けて賞品を獲得できるというところが楽しさを倍増させています。


定価24.95ポンド(約3200円)で今年秋にロンドンの高級百貨店ハロッズで取り扱いが始まり、人気を受けて12月1日にはハロッズのオンラインストアでも販売が開始されました。ハロッズのスポークスマンによると、これまでハロッズで販売された商品の中で、おそらく最も若い考案者に手がけられたものだろうとのこと。なお、Scott君はクリスマス前にロンドンの店舗に招待され、実際に陳列された「アニマルアドベンチャー」を見る予定だったのですが、悪天候のため訪問は来年に延期されてしまったとのこと。

パッケージ。


ハロッズでの販売の好調を受けて、「アニマルアドベンチャー」は現在ではトイザらスなどの玩具販売大手や、Scott君の地元Tillicoultryの商店でも売られているそうです。Tillicoultryの小売店Sterling Home StoreのバイヤーKaren Mackayさんは「わたしたちはいつも、新しく革新的な商品を探しています。このゲームは地元の少年Scottが発明したこともあって、これ以上わたしたちにふさわしい新商品はありません」と語っています。

11月末にはシカゴトイフェアを訪れたというScott Ballantyne君。「いろんな人たちが僕のゲームで遊んでくれて、店の棚に自分が作ったゲームが並んでいるのを見ることもできて、本当にいい経験だと思う。最初に作ってからたった2年で商品になって、『モノポリー』や『クルー』なんかと一緒にハロッズの棚に並んでるなんて、夢みたいだよ」と語っています。


Scott君は現在チェスをベースに宇宙時代をテーマにした新作ゲームに取り組んでいるとのことで、母親のTriciaさんは、おもちゃの発明はScott君にとって生涯のキャリアとなるかもしれないと考えているそうです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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