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【訃報】「ティファニーで朝食を」のブレイク・エドワーズ監督死去、享年88歳


ティファニーで朝食を」や「酒とバラの日々」、そして「ピンク・パンサー」で知られる映画監督のブレイク・エドワーズ氏が、肺炎の合併症によりカリフォルニア州サンタモニカの病院で現地時間15日22時30分ごろに亡くなったそうです。享年88歳、40年以上連れ添った妻である女優のジュリー・アンドリュースにみとられての最期だったとのことです。

詳細は以下から。Director Blake Edwards, 88, dies of pneumonia | Mail Online

オクラホマ州タルサ出身のブレイク・エドワーズ氏は俳優としてショービジネスに入り脚本を書くようになり、オーソン・ウェルズの翻案のもとで書いた「宇宙戦争」でラジオの脚本家としてブレイクします。その後数々のテレビシリーズの脚本や監督を手がけるとともに映画脚本家としてもキャリアを積み、1955年のコメディ映画「Bring Your Smile Along」で映画監督デビュー。「ピンク・パンサー」シリーズや「グレートレース」を始めとし軽妙洒脱(しゃだつ)なコメディの作風で知られますが、「酒とバラの日々」などの渋みのある作品も生み出しています。

単独作品としてのアカデミー賞の受賞はないエドワーズ監督ですが、2004年には映画人生を通しての功績をたたえられアカデミー名誉賞を受賞しました。

オードリー・ヘップバーン主演の「ティファニーで朝食を」(1961年)も代表作の1つです。


「ピンク・パンサー」のクルーゾー警部役で知られるピーター・セラーズとは、大スターとなったセラーズの撮影現場でのわがままぶりから後年は仲たがいしたようで、アカデミー賞受賞時のスピーチでもセラーズの名は出さなかったそうです。


私生活では二度目の妻ジュリー・アンドリュースと1969年に結婚、夫妻はベトナムから孤児を2人ひきとって養子としているほか、前妻Patricia Walkerとの間の子ども2人、アンドリュースの前夫との間の子ども1人の、5人きょうだいを育て、ハリウッドきってのおしどり夫婦として知られていました。

結婚の3年前、1966年に撮影されたジュリー・アンドリュースとブレイク・エドワーズ。


ジュリー・アンドリュースは「テン」「S.O.B.」などエドワーズ監督作品に多数出演していて、男装の麗人を演じたコメディ「ビクター/ビクトリア」もエドワーズ監督作です。


1992年、カンヌ映画祭での夫妻。


ひざを傷めてこの1年半ほどは車イスの生活を送っていてというエドワーズ監督ですが、ピンク・パンサーのブロードウェイミュージカル化を手がけるなど、晩年まで精力的に仕事をしていたとのこと。2週間前に肺炎でサンタモニカのセントジョン医療センターに入院し、2010年12月15日22時30分ごろ、妻ジュリー・アンドリュースにみとられて亡くなりました。享年88歳でした。

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in 映画, Posted by darkhorse_log