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新たなauに生まれ変われるのか、KDDIの小野寺正社長が退任へ


先ほど国内シェア2位の携帯電話ブランド「au」を展開するKDDIの小野寺正社長が社長職を退くことが発表されました。

他社と異なる独自路線が持ち味の同社ですが、スマートフォンや通信サービスの充実に本腰を入れて取り組み始めたNTTドコモやAppleの「iPhone」が好調なソフトバンクモバイルに押される形で振るわない状況が続いているため、変革に期待したいところです。

詳細は以下から。
役員の異動について | 2010年 | KDDI株式会社

KDDIが発表したプレスリリースによると、12月1日付けで同社の田中孝司専務が社長に昇格し、小野寺正社長兼会長は社長職を退き、会長に専任するそうです。

小野寺氏はDDIとKDD、IDOの3社が2000年10月に合併して「KDDI」が発足した当初に副社長を務め、2001年6月には社長に就任、2005年6月からは会長を兼任してきた人物で、2000年11月1日に各社の携帯電話部門を合併する形で発足した「au」ブランドに長く携わってきました。


また、新社長となる田中専務は今年6月までUQコミュニケーションズの社長を務めていた人物で、日本でのモバイルWiMAXサービスの立ち上げに尽力しています。

社長が交代することで新しい風が吹き込むことを期待したいところですが、ようやくスマートフォンに本腰を入れることにしたほか、通信速度の向上や高速処理が可能な「Snapdragon」を搭載することで音声端末の動作速度向上に取り組むなど、ユーザーの要望や使い勝手の向上に取り組み始めたKDDIであるだけに、今後の動向が気になります。

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in モバイル, Posted by darkhorse_log

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