年末のスマートフォン商戦、高性能なハイスペックモデルが各社から登場へ

NTTドコモが秋冬モデルとしてスマートフォン7機種を投入することを表明しているほか、KDDIも国内ユーザーに向けたスマートフォンを投入することを明らかにするなど、年末商戦はスマートフォンで持ちきりとなりそうですが、各社から高性能なモデルが登場することが明らかになりました。

動作速度1GHzのチップセット「Snapdragon」を搭載するなどして、快適な動作を実現している現行モデルのスマートフォンを上回る、さらに高い処理能力を備えることになりそうです。

詳細は以下から。
Qualcomm to ship fastest chip for phones, tablets in Q4 - Computerworld

この記事によると、多くのメーカーがハイエンドスマートフォンなどに採用しているチップセット「Snapdragon」を提供しているQualcommが、2010年第4四半期にデュアルコアの新型Snapdragonを提供することを明らかにしたそうです。

Qualcommのプロダクトマネージメント部門のバイスプレジデント、Mark Frankel氏は、年内に最高1.5GHzで動作するデュアルコア新型Snapdragon「MSM8672」をスマートフォンやタブレット端末、低コストのノートパソコンなど向けに提供することを明かした上で、一部の意欲的なメーカーがクリスマスまたは第4四半期に同チップセットを搭載したモデルを発売すると述べています。

なお、「MSM8672」はARMベースとなっており、製造プロセスは45nmを採用。消費電力を抑えるために、片方のコアのみを利用するといった電力管理を行うことができるほか、1080pのフルHD動画再生やHDMIインターフェース、DDR2およびDDR3メモリインタフェースもサポートしています。

また、「DROID X」などでおなじみのMotorolaが2GHzのCPUやNVIDIAのTegraベースのグラフィックスプロセッサを搭載するなどした、最新技術の粋を集めたAndroidスマートフォンを年内に発売する計画であることを6月に明かしているため、年末商戦は新型Snapdragonを採用したモデルをはじめとしたハイスペックモデルが入り乱れることになりそうです。