Appleの新型iPadやCDMA2000対応iPhone 4、「驚くべき新製品」は立て続けに登場する見通し

今年4月にアメリカで先行発売された「iPad」や、6月に日本を含む5ヵ国で発売された「iPhone 4」など、Appleは魅力的な製品を精力的に送り出していますが、第2世代モデルとなる新型iPadやCDMA2000ネットワークに対応したiPhone 4、そして7月に同社CEO（最高経営責任者）のスティーブ・ジョブズが発売する予定であることを明かした「驚くべき新製品」などが、立て続けに登場する見通しであることが明らかになりました。

詳細は以下から。
Apple to launch upgraded iPad with Cortex-A9-based CPU in 2011, says Digitimes Research

この記事によると、Appleは第2世代となる新型iPadを2011年第1四半期に発売する予定であるそうです。

新型iPadは「ARM Cortex-A9」をベースにしたプロセッサや512MBメモリを採用したモデルになるとされていますが、市場調査を担当するDigitimes Researchの上級アナリスト、Mingchi Kuo氏によると、1024×768の7インチタッチスクリーンを搭載した、小型モデルも登場すると見込んでいるそうです。

また、以前から登場がウワサされているCDMA2000に対応したiPhone 4については、Appleから生産を請け負ったPegatron Technologyが2010年12月に大量生産を開始すると見込まれており、一部の仕様が変更され、アンテナを内蔵したモデルになる可能性もあるとのこと。なお、CDMA2000版iPhone 4については、すでにアメリカの大手携帯電話会社のVerizonが2011年1月から販売開始することを関係者が明かしています。

そして年内に発売される予定となっている「驚くべき新製品」ですが、Digitimes ResearchはCPUとGPUを融合させた「AMD Fusion」やiPhoneと類似したインターフェース、SNSとの連動機能、ネットワーク上のコンテンツへのアクセス機能、そしてApp Storeへのアクセス機能などを搭載した新しいApple TVになるとしており、こちらも12月から大量生産が開始されると見込んでいます。

つまり2010年末から2011年第1四半期にかけて、一気に3つの製品が登場するということになるようですが、もしこの予測通りに各製品が発売されるのであれば、従来取り込めていなかったCDMA2000ユーザーや「iPadは少し大きすぎる」と感じていたユーザー、そしてテレビを頻繁に利用するユーザーなど、Appleがリーチできていなかった層を一気に取り込むことができるようになりそうです。