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愛犬に足の親指を食いちぎられた男性、そのおかげで一命を取り留める


「飼い犬に手をかまれる」ということわざがあるように、自分の飼っている犬にかまれるのは当然ながら喜ばしいことではありません。しかし、愛犬にかまれるどころか、足の指を食いちぎられてしまった男性が、そのおかげで命拾いをするという奇妙な事件が起こりました。

一見すると血なまぐさい事件に見えますが、これは犬が飼い主のために行った行動であるということです。

詳細は以下から。
Dog eats Rockford man's big toe, saves his life | MLive.com

この記事によると、ミュージシャンでもあり、実業家として有名なJerry Douthett氏は、数ヶ月前からつま先の皮膚が次々と細かく剥がれ落ちていることに気づき、しかもその影響を受ける部位がどんどん広がっていったため、ナイフでそこを削り取りながらも、誰にも見せないようにしていたとのこと。


ある日、妻のRosieさんが彼のつま先が今まで以上に異様な状態になっていることに気づき、糖尿病の疑いがあるのではないかと思ったことから病院に行くことを勧めたのですが、彼はそれを嫌がりました。最終的には折れて診断を受けることにしたのですが、Jerry氏は飲酒の誘惑に負けてレストランでビール4~5杯と大量のマルガリータを飲み、Rosieさんに車で迎えに来てもらった揚げ句、家に帰るやいなやベッドに直行しました。

ふらふらしながらも目覚めたJerry氏は、自分のつま先から親指が消え、その周りに血の海が広がっているのに気がつき、「つまさきが無い!」と絶叫したといいます。ちぎれた親指がどこにも見あたらなかったことから、愛犬のKikoがJerry氏の親指を食べてしまったとみられています。

これがJerry氏とRosieさん、そして愛犬のKikoです。


病院に搬送されたJerry氏は診断を受け、Rosieさんの予測どおり糖尿病にかかっていたことが判明、しかも血糖値は560(平均値は80~120)と異常に高く、危険な状況だったということです。また、Jerry氏の足の指先はすでに壊死が始まっており、病状は非常に悪化していたため、荒療治ではあるものの、Kikoが足の親指を食いちぎったことですぐさま病院に搬送されたおかげで、Jerry氏は糖尿病によって命を奪われる危険を回避できたといえそうです。

犬の嗅覚が非常に優れていることはよく知られていますが、同様にダックスフントが飼い主が糖尿病にかかっていたために壊死していた親指をかじり取った事例もあることから、犬にはガンや血糖値までもかぎつけることができる能力があるのかもしれません。

「今思えば、出会った犬の多くが僕のつま先のにおいをかいでいた気がするよ……」と語るJerry氏。


「僕はKikoがまた同じことをするとは思っていないよ」とJerry氏は語りますが、「まあ、今ではベッドに入る時は靴をはくようにしているけどね」とも言っており、当然の話ではありますが、どうやらこの一件はJerry氏にとって少なからずトラウマ(心的外傷)になっているようです……

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in メモ,   生き物, Posted by darkhorse_log

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