狂犬病の発症が防げると思い犬の心臓を食べた男性
発症してしまうとほぼ100%死亡すると言われている恐ろしい病気「狂犬病」。現代医療では確立した治療法がないこともあり、日本では狂犬病予防法によって飼い犬の市町村への登録及び年1回の狂犬病ワクチンの予防接種が義務付けられているのですが、何らかの事情により野良犬になってしまった犬に関してはワクチンが摂取されているのは分かりません。
そんな不安要素の多い野良犬にかまれてしまい狂犬病になってしまう事を恐れた男性が、狂犬病の発症が防げると思い、かみ付いた野良犬の心臓を食べてしまったそうです。
この男性は大丈夫なのでしょうか。
詳細は以下より。
Man eats dog's heart to 'prevent rabies' after bite
この記事によると、インド東部ジャルカンド州のランチ郊外にある村で狂犬病発症から逃れるために犬の心臓を食べた男性がいるそうです。男性の名前はChukna Ganjuさん(30歳)。Chuknaさんは現地時間の2月27日に路上で近所を悩ませている野良犬にかまれてしまったそうです。
野良犬にかまれたことによって狂犬病にかかってしまうのではないかと思ったChuknaさんは、犬の心臓を食べれば発症を逃れることができると考えて、この犬を捕まえ何度も石にたたきつけて野良犬を殺害。はさみで犬の死体を解体して心臓を食べたそうです。
翌日、Chuknaさんを訪ねた地元報道陣に対し「もう狂犬病の影響はないよ。犬の心臓を食べたから、医者の世話になる必要はないね」と答えていたそうです。
インドは世界で最も狂犬病による死者が多いため、狂犬病に対する警戒心が強いのは分かりますが、なぜ犬の心臓を食べれば大丈夫だと思ったのかが分からない上に、本当に効果があるのかといった疑問が残ります。
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