今後のAndroidスマートフォン展開は?どこかで見たような中国向けモデルを展示しているシャープに聞いてみた
本日から東京ビッグサイトで行われている「ワイヤレスジャパン2010」において、シャープが中国向けスマートフォンとして、どこかで見たようなモデルを展示していました。
基本的にすでに発表済みのモデルの展示が中心となっており、残念ながら将来の参考となるコンセプトモデルなどの展示は行われていませんでしたが、携帯電話市場で国内最大手のシェアを誇るシャープに今後のAndroidスマートフォン展開について聞いてみました。
詳細は以下から。
「ワイヤレスジャパン2010」のシャープブース。
「SH81iUC」「SH80iUC」というモデルが中国向けスマートフォンとして展示されていました。
「SH80iUC」の実機。なんだかどこかで見たような……
スライド式テンキーを備えたスマートフォンです。
ちなみにこれは今年1月に発売されたウィルコムのスマートフォン「HYBRID W-ZERO3」です。どうやら「SH81iUC」「SH80iUC」はホイール状のカーソルキー「Xcrawl(エクスクロール)」を除いたモデルである模様。
また、W-SIMカードスロットが非搭載となっています。
側面のインターフェースも全く同じ。
OSもWindows Phone(旧称:Windows Mobile)を採用。ちなみに説明員によると、スペックもHYBRID W-ZERO3と同じであるそうです。
こちらはシャープがau向けに発売したAndroidスマートブック「IS01」です。
NTTドコモから発売された、「IS01」の兄弟機にあたる「LYNX」
そしてAndroidアプリケーション開発者向け端末「JN-DK01」
「IS01」をベースにしたモデルとなっています。
なお、シャープのAndroidスマートフォンがいったいいつごろ、どの通信会社から発売される予定であるのかを広報担当者に聞いてみましたが、回答を得ることはできませんでした。
しかし、そもそも今後Androidスマートフォンをリリースする予定であるのかについて訪ねたところ、「国際競争に勝ち残っていくためにも、(IS01やLYNXを指して)これだけでは済ませないつもりです」という回答であったため、どうやら国際展開を見据えた本格的なモデルを開発中であることについては間違いないようです。
シャープ製携帯電話の公式ページは以下から。
携帯電話:シャープ
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