現代ではクレーム殺到確定、男尊女卑と思われかねない表現満載の広告いろいろ
現在では様々な自主規制が発達しており、少しでも差別ととらえられかねない表現は誤解を招かないよう言い換えられるようになっていますが、そんな規制のない時代の広告はかなりどぎつい表現に溢れており、現代の人々の視線から見ると悶絶しかねない内容となっています。
そこで1950~60年頃、女性の解放を目指したウーマン・リブ運動が広がる直前の広告を色々と集めてみました。人によっては不快に感じる表現が多いため、閲覧にあたっては時代背景に関する注意が必要です。
詳細は以下。
25 Horribly Sexist Vintage Ads | I Can Has Internets
いきなり「男性は女性より優れている……女性は家では便利かもしれないが、山では邪魔なだけだ」と断言している登山用セーターの広告。
「女性の顔に吹きかければ彼女はどこにでも付いてきますよ……ああそうそう、煙を吸い込まなくても楽しめます」というタバコの広告とは思えないコピー。
「彼女を正しい居場所に置いておきましょう……」と、まるで女性が所有物であるかのようなコピー。
「トラのような女性でもこのMr.Leggsのスラックスを見ればイチコロ」
「投影」を表す英語「Projection」には「突起、飛び出す」という意味もあるので「世界最高のプロジェクターを紹介します!……彼女」とも「世界最高のおっぱいを持っているのは彼女です!」とも読めます。
「セックスレスが不信を呼び、幸せな結婚生活から遠ざけてしまうことを妻は忘れがちだ」という女性向けビデ用薬剤の広告。全文を読むと女性にばかり責任があるような書き方がすごい。
同じくビデ用薬剤の広告。「性的な関係に関する事実を知らない妻は批判されるべきだろうか?」という大きなコピーに続き、説明文冒頭で力強く「その通り!断固として批判されるべき」と言い切っています。すごい。
こちらもビデ用薬剤の広告。「これを使ってあなたの夫の思い通りの女性になりましょう」
「単純な事実として世の中はデリケートではない女性には冷たい」という脱臭剤の広告。
「ほとんどの男性は『あの子かわいい?』とは聞くが『あの子賢い?』とは聞かない」という美容石けんの広告。男性にも女性にも失礼です。
「シーッ!ママが怒ってる!……夏の夕方を楽しい時間にするために毎日お昼にこの石けんで入浴して、家事の疲れを癒しましょう」
「彼女もこれでまた朝食を作れるようになりますよ」というコピーから頭痛薬や痛み止めの広告かと思いきや、これは現在向精神薬として用いられることもあるピパマジンの広告。妊娠時のつわりを抑えるための薬として売られていたようです。
「このミキサーは調理以外のなんでもやってくれる……調理のために妻ってのはいるんだからね!」
「もしフレッシュなコーヒーを試飲するチャンスを見落としているのが旦那さんにバレたら……」という広告。
「大丈夫だよハニー、ビールは焦げてないよ」料理はどうでもいいらしい。
「一生懸命働く妻ほどかわいく見える」というビタミン剤の広告。
「家事をしっかりやりつつ体重も落としましょう」というダイエット食品の広告。
「妻達へ:この表を良く見て、クリスマスに欲しい物に丸をつけ旦那さんに渡しなさい。すぐに買いに行ってくれなかったら、ちょっとだけ泣きなさい。大泣きはダメです。あくまでもちょっとだけ。彼はきっと行ってくれます」という家電会社の広告。旦那さん向けには「彼女が泣く前に彼女が欲しい物を買いに行ってください」とのことです。
「クリスマスの朝(そしてその後も)これがあれば彼女はきっと喜びます」という掃除機の広告。購入者を徹底的に男性に限定したコピーは現代だとアウトでしょう。
「オーブンを掃除するのに指の爪を14本も折れば、この自動クリーニング機能がついたオーブンが欲しい理由が分かるわよ」という、奥さん向けに見えて実は「買うと旦那さんは楽できますよ~」という男性向けのアピール。
「え?女の子でもこれなら(簡単に)開けられるの?」
「遅かれ速かれ、あなたの奥さんはあなたにフォルクスワーゲンを買うべき理由を見せてくれます……女性は優しいのですが車をぶつけます。フォルクスワーゲンなら部品が安いので問題がありません」安全性ではなく部品の安さをアピールしているのもすごい。
「ミニ・オートマチック。簡単に運転できます」というコピーにブロンドの女性ドライバー。何をか言わんや。
こちらは最近のもの。「最初に気付いたのは、彼女の大きな口だった」という、広口の瓶で有名なモルトリキュール「Mickey's」の広告。女性も瓶も口が写ってないのには、何らかの意図があるのでしょうか……?
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in デザイン, Posted by darkhorse_log
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