Googleの「Nexus One」で一体何ができるのか徹底解説ムービー、iPhoneにないメリットも
日本時間の1月6日早朝にGoogleが1GHzで駆動するSnapdragonプロセッサや3.7インチワイドVGA(800×480)有機ELタッチパネル、720×480の動画撮影も可能なLEDフラッシュ付きオートフォーカス対応500万画素カメラなどを搭載した初の自社製ハイエンドスマートフォン「Nexus One」を正式発表しましたが、この機種を導入することで、一体何ができるようになるのかということをGoogleが公開しているムービーを元に徹底確認してみました。
スマートフォン有数の高いハードウェア性能に加えて、Googleの提供する各種サービスと組み合わせることで、高い使い勝手を実現しているほか、ライバルとなるAppleのiPhoneには無いアドバンテージを兼ね備えているため、日本での発売を待ち望んでいる人はチェックしてみるのもいいかもしれません。
詳細は以下から。
まずはNexus Oneをセットアップするところから始まります。
YouTube - Set up your Nexus One
これがNexus Oneです
裏の電池ぶたを開けてSIMカードを挿入します
起動するとGoogleアカウントのセットアップ画面が出てきます
アカウントを持っていない場合は案内に従って作成
続いて端末のロックを解除するための動作を登録します。画面上に表示された点を一筆書きの要領で好きなようになぞって登録。
設定した動き通りになぞると、ロックが解除される仕組み。
続いてはNexus Oneを実際に使ってみます。
YouTube - Using your Nexus One
電話しているところ
通話時の画面はこんな感じ
カメラ機能や3Dギャラリー機能の紹介
YouTube - Nexus One - Camera and 3D Gallery
撮影画面。オートフォーカス対応の500万画素カメラが搭載されており、カメラの性能は悪くない印象。なお、LEDフラッシュが付いているので暗いところでも撮影できます
3Dギャラリー機能はこんな感じ。タッチインターフェースを組み合わせることで、非常にグラフィカルです。
写真はメールに添付して送信できるほか、Googleの写真共有サイト「Picasa」へのアップロードも可能。
Googleが提供する無料のVoIPサービス「Google Voice」にも対応しています。
YouTube - Nexus One - Google Voice
Google Voiceはボイスメール技術を搭載しており、音声を瞬時にテキスト化する機能も備えるほか、アメリカでのGoogle Voice経由の通話やテキストメッセージは無料となっています。
Android端末に対応したアプリケーションをオンラインで購入できる「Android Market」を利用することで、使い勝手を高めることもできます。
YouTube - Nexus One - Android Market
これが「Android Market」
カテゴリごとに分類されたアプリをチェックすることも可能
アプリの紹介はこんな感じ。現在1万8000本のアプリケーションが収録されています。
コンタクト(電話帳)画面の紹介です。
YouTube - Nexus One - Contacts
Nexus Oneのコンタクトリスト
コンタクト情報を編集しているところ。すっきりした画面であるため、携帯電話ライクに使えそうです。
そしてNexus Oneの大きな特徴である音声入力機能
YouTube - Nexus One - Voice Input
音声を認識してテキストに変換してくれます。なお、メール作成時以外だけでなく、さまざまなロケーションで音声入力を利用可能です。
音声入力後、若干のタイムラグが発生します。
変換精度は高め。日本市場向けモデルが日本語に対応するのかどうかが気になるところです。
長い文節でも変換できるため、一語一語変換する必要は無いようです。
Googleの本業である検索機能の使い勝手はどうなっているのでしょうか。
YouTube - Nexus One - Search
検索ウィンドウに「m」と入力したところ。ウェブだけでなく、アプリケーションやコンタクトリストからも一括で検索できる仕組みを採用。
Google検索を行ったところ
音声入力による検索にも対応しています。
搭載されたGPS機能を利用することで、携帯電話をインターネットと連動する本格カーナビとして利用できるようになる「Google Maps Navigation」。こちらも音声での検索にも対応しています。
YouTube - Nexus One - Google Maps
これがナビ画面です。
周辺にあるスポット情報などもチェックできます。
Google Mapsの衛星写真も利用可能
もちろんストリートビューも利用できます。これがあれば道に迷わなくて済みそうです。
普通の携帯電話などと同じく、壁紙などもカスタマイズ可能です。
YouTube - Nexus One - Customization
壁紙を変更したところ。ちなみに壁紙は静止画だけでなく、タッチに応じてアニメーションするような壁紙もチョイスできます。
天気予報などのガジェットも利用できるため、カスタマイズ性は高めです
メールにはGoogleが提供する大容量の無料メールサービス「Gmail」を利用します。
YouTube - Nexus One - Gmail
メールボックスはこんな感じ
メールをスレッドごとに管理できるため、やりとりをまとめることもできます。
返信はメールで行うのかテキストメッセージで行うかなどの選択も行えるため、普段からさまざまなサービスを同時利用している人には非常に便利かも。
人気の動画共有サイト「YouTube」も視聴できます。
YouTube - Nexus One - YouTube
これがトップ画面
動画を検索しているところ。もちろん音声でも検索可能です。
再生画面はこんな感じ
搭載されている500万画素カメラで撮影した動画を手軽にアップロードすることもできます。
なお、「Nexus One」はFlash Player 10.1に対応しており、Flashコンテンツを利用できることをAdobeが発表したため、Flashコンテンツを利用できないAppleのiPhoneシリーズに対して、Nexus Oneは大きなアドバンテージを持っていることになります。
Flashゲームをプレイしているところ
YouTube - Flash Player 10.1 on Google's Nexus One Phone
FlashコンテンツがあるWEBページもブラウジングできるようになっています。
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