メモ

テレビを1時間見る間に人間やネコはどれぐらい移動するのか調べてみた図


テレビを見ている間、人はじっとしていると思われていますが、意外なことに結構動いているものです。そこでどれくらい移動しているのか記録してみたところ、興味深いことがわかったそうです。

詳細は以下。
Flickr Photo Download: Movement Map: 1hr in Front of the TV

テレビのある居間の床に、テープでマス目を描きビデオで撮影したものをもとに点をつけたところこのような感じになったとのこと。黄色が1歳半の赤ちゃん、オレンジが5歳の男の子、白が猫、青が父親となっています。


赤ちゃんはお父さんの膝の上でテレビを見ているのでしょうか。


オレンジのマークになっている5歳の男の子は色んなところに移動しており活発。ときたまおもちゃ箱の前で赤ちゃんと遊んだりします。


対して猫の移動は暖かい場所から暖かい場所へと移動し、お腹が空いたら出ていくというシンプルなもの。


図を見て分かるとおり、左下のエリアはほとんど利用されていません。この家族にとっての「部屋」は線が通っているところだけ。自分がよく知っている、と思っている場所でも実際のところ隅々まで利用されているわけではないことが分かります。

フランスの社会学者Paul-Henry Chombart de Lauweが1957年に行った実験でも、人間は街の一部分しか利用していないことが明らかになっています。下の図は、ある学生が1年間に移動したすべての場所をマークしたものですが、家・学校・習い事の先生の家の濃い三角形の他は、あまり大きな移動がなされていないのが分かります。

a/v mapping: Trajects pendant un an d'une jeune fille du XVIe arrondissement


このように、人間はほんの一部分を見てすべてを知っていると思い込む可能性があります。一番最初の図の人間と猫は、違う経路を移動していますが両者が感じている「部屋」にはどのような差があるのか興味深いところです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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