アメリカ上空を飛ぶすべての航空機の軌跡を視覚化したアート
アメリカの国土は広いので航空機はポピュラーな交通機関となっていますが、このアメリカ上空を飛んでいる無数の航空機の軌跡を視覚化したアート作品です。機種や航空会社、高度などで色分けされており、脳神経のように張り巡らされた航路が時間とともに密度を変えていくムービーは幻想的です。
詳細は以下。
Aaron Koblin - Flight Patterns
Aaron Koblin - Sand Box - Flight Paths
アメリカ上空を飛んでいる飛行機の軌跡を取得して描画するとこんな感じ。アメリカの形が浮き出ています。
機種別に取り出した画像。これは国内線で多く用いられるボンバルディア・CRJ2シリーズの軌跡。
ボーイング757-200だと海外便が多くなるようです。
一部をクローズアップするとこんな感じ。これはニューヨークやボストンなどがある北東部です。空港がある辺りにはふわふわとしたパターンが多くなっています。
水墨画のような表現。交通量が多いところがより濃くなっており、遠くから眺めるとなんとなくアメリカの形に見えてきます。
これをさらに動画にすると、時間と交通量の関係が一目で見えてきます。
YouTube - Flight Patterns Color - HD
夜12時ごろ。真夜中ですがまだまだ飛んでいる飛行機は多い。
1時を過ぎてまばらになってきました。
3時過ぎ。時差の関係でニューヨークやワシントンD.C.など東部からの飛行機がなくなり地図の形が分からないほどに飛行機が少なくなります。
そして早朝。東部の空港から一斉に飛行機が飛び始めます。
そのまま西部を塗りつぶしていく。
作者のアーロン・コブリンは他にも様々なデータを視覚化したアートを発表しており、こちらのサイトから見ることができます。
Aaron Koblin - Sand Box
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