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「吐き気光線」など作ってはみたもののイマイチ役に立たなかった兵器6選


兵器の開発は国の命運を決するものであることから、トップクラスの研究者が莫大な費用を使って行われるものですが、ついつい考えすぎてしまうのか、中にはこれを作っていったいどうするんだ、というものもあるようです。

詳細は以下。
Weirdest Weapons: Backyard to Battlefield: Military Channel

1.悪臭爆弾


1994年、アメリカ・オハイオ州のライト研究所が提案したこの爆弾は、炸裂するとその人に強烈な口臭を発生させるというもの。これを使って攻撃することで、もし万が一ゲリラが一般市民にまぎれこんでもその口臭で判別しやすくなるというものですが、国防総省は開発を承認しなかったということです。

2.コウモリ爆弾


第二次世界大戦中に米軍によって考案されたこの兵器は、コウモリの体に焼夷弾をくくりつけ敵地に放つというもの。ねぐらを求めて建物に入り込んだタイミングで炎上することを狙ったものでしたが、コウモリの扱いが難しすぎるため実用化されることはありませんでした。

3.熱核兵器


「第三次世界大戦でどんな兵器が使われるかは分からないが、第四次世界大戦ではまちがいなく石ころが兵器として使われるだろう」とはアインシュタインの言葉ですが、ソビエト連邦が開発した史上最大の水素爆弾「ツァーリ・ボンバ」に代表される熱核兵器は質・量ともに地球を滅ぼすのに十分すぎます。使ったところで意味がない、まさに究極の役に立たない兵器と言えるでしょう。

4.SM-62 Snark


ジェットエンジンを推進力とし、アメリカ本土からソビエト連邦を直接狙うことが可能な航続距離を持つ巡航ミサイルでしたが、誘導装置の精度に難がある上信頼性も低かったようで、1958年に配備されてからたったの3年で退役。ロケットエンジンを利用した大陸間弾道ミサイルにとってかわられました。

5.パックルガン


1718年にイギリスで発明された火打ち石方式のリヴォルバーカノンで7分で63発を発射するという当時としては驚異的な速さでしたがキリスト教徒には丸い弾丸、トルコ人異教徒には殺傷力のより高い四角い弾丸を使用するなど非現実的なアイディアにより実際には量産されませんでした。

6.吐き気光線


相手を殺さず戦闘能力を奪う非致死性兵器は様々なものが開発されていますが、この「吐き気光線」は様々な色の強力な光を不規則に点滅させたものを浴びせ、これを見た敵に吐き気を催させるというもの。ただし装置が巨大すぎて持ち運ぶことが困難なため実用化が遅れているようです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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