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「鉄のカーテン」や「納豆ミサイル」が全自動で車両を守る動画


近年のイラク戦争のような市街地戦闘においては上下左右どこから撃たれるか分からないため、旧東側のRPG-7に代表される携帯型対戦車兵器への防御が大きな問題となっています。

これに対し現在アメリカ国防総省の研究機関DARPAでは、何者をも寄せ付けない「鉄のカーテン」や生き物のようにうねうねと動く「納豆ミサイル」のような、飛んでくる弾頭を直前でたたき落とすための迎撃装置を色々と開発しているようです。

詳細は以下。
Iron Curtain

Raytheon's Quick Kill Achieves a First; Decimates 'Enemy' RPG in Test with Precision Launched Munition

硬い弾頭で装甲に無理矢理穴を空ける徹甲弾と違い、携帯型戦車兵器によく用いられる成形炸薬弾は、火薬による衝撃波をハンマーのように使って装甲に穴をあけます。その有効範囲は着弾点から数十センチと短いことから、装甲に触れる前に炸薬を爆発させる、ないしはたたき落としてしまえば効果は半減します。

これは弾が高速で飛ぶ戦車砲弾だとかなり困難なのですが、携帯用対戦車兵器の弾速はそこまでの速さではないためレーダーとコンピューターを組み合わせた装置で十分に迎撃が可能となっています。


こちらはアメリカ・アーティス社のアイアン・カーテン迎撃システム。

DARPA's Iron Curtain Active Protection System



原理は単純。飛んでくる弾をレーダーで感知すると、光学センサーがその位置を精密に読み取り迎撃、弾頭を直前でたたき落とします。


アメリカ軍のハンヴィーを用いた試験車両。


こんな感じで試験が行われました。ある位置までくると自動で対戦車兵器が発射されます。


見事命中したかのように見えますが……。


たたき落とされたブースターが見えます。


悠々と去って行きました。


後方からみると、直前で爆発しているのが分かります。


試験を4回行った後のハンヴィーの装甲。衝撃による凹みはあるものの貫通はしていません。


こちらはアメリカ・レイセオン社の迎撃システム。弾頭の接近を感知するとミサイルがポップアップ、尾部のスラスターで方向転換を始めます。

Active Protection System



さらにもう一回噴射。


方向が定まったら飛んでくる弾頭に向けてブースターを全開。


装甲の直前で爆発し、飛んでくる弾頭をたたき落とします。


装甲車に引っ張られて試験開始。


こちらも見事迎撃に成功しました。


運動エネルギーの大きい徹甲弾などの迎撃は難しそうな感じですが、低速な弾頭に対してなら十分に実用的に見えます。もっとも、こんな兵器を使わなくてもすむ世の中が望ましいのは言うまでもありません。

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in 動画, Posted by darkhorse_log

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