テレビアニメ「バスカッシュ!」がテコ入れによりスタッフ再編成、監督が板垣伸から佐藤英一へ交代
2009年4月から放送されているテレビアニメ「バスカッシュ!」の板垣伸監督がクビとなり、佐藤英一氏へ交代したことが明らかになりました。続編が作られたときに監督が交代したり、OVAとテレビシリーズで監督が変わったりというのはスケジュールの都合などで見られるケースですが、今回はいわゆる「テコ入れ」によるスタッフ再編成によるものだそうです。
最近のケースでは、「らき☆すた」で監督を務めた山本寛氏が第4話で降板、第5話から武本康弘氏に変わったものがあり、このとき制作会社の京都アニメーションが出した「『らき☆すた』監督の山本寛は、監督において、まだ、その域に達していないと弊社は判断し、交代いたしました。」というお知らせは衝撃的なものでした。
6月25日に公式発表が行われたので、その旨追記を行いました。
詳細は以下から。
バスカッシュ!-BASQUASH.com-
http://basquash.com/
「キャスト&スタッフ紹介」の監督の欄に板垣伸と並んで佐藤英一の名前が記載されたのは6月6日ごろ。この時点では板垣監督降板を確認できるものは何もなかったのですが、6月10日に「バスカッシュ!」で作画監督を務める平田雄三氏が自らのサイトの掲示板にて「急きょ現場でいわゆる『テコ入れ』がなされ、板垣監督がクビとなり別の監督さんにいきなり交代となりました。」と監督が交代したことを認める書き込みを行いました。これによると、「バスカッシュ!」の制作スケジュールは第9話段階でかなり逼迫したものになっていたようで、第9話終了と同時に現場スタッフ再編成が行われたようです。再編成に伴い、監督が板垣氏から佐藤氏へ変更となったほか、平田氏も現場を離れることになったとのこと。
新たに監督となった佐藤英一氏は「キスダム -ENGAGE planet-」で監督を務めたほか、「創聖のアクエリオン」「ヒートガイジェイ」などサテライト作品に多く関わっています。
放送中のアニメでスタッフが変更された事例は、「宇宙をかける少女」シリーズ構成が花田十輝氏から樋口達人氏へ変更されたもの、前述の「らき☆すた」監督が山本寛氏から武本康弘氏へ変更されたものなどがあります。「アニメにおける監督の降板交代劇いろいろ - 半端は駄目だ」では交代理由も含めていろいろなケースをまとめており、「監督交代という出来事自体は特に珍しいことでもない」としています。
追記:
6月25日にバスカッシュ!公式サイトにテレビアニメーション「バスカッシュ!」監督交代のお知らせが掲載されました。株式会社サテライト 代表取締役 佐藤道明氏の名前で出されたこの文書によると「ドラマ性、エンターテインメント性をより色濃く表現し、作品を強化していくため」序盤からスーパーバイザーとして参加していた佐藤英一氏を監督に起用した、となっています。
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