メモ

皮膚ガンのワクチンが10年以内に実用化されるかもしれません


フロンを大気中に放出し続けると、よりいっそうオゾン層を破壊してしまい、地上に到達する紫外線量が多くなる事によって皮膚ガンの発症率が高くなると言われていますが、皮膚ガンを防ぐワクチンが10年以内で一般的に利用されるようになるかもしれないようです。

現在でもオゾンホール近くのオーストラリアでは皮膚ガンの発症率が高く、今後の環境破壊による紫外線被害に対する対応策として画期的な事かもしれません。

詳細は以下より。
Skin cancer vaccine within reach | COSMOS magazine

オーストラリアにあるクイーンズランド大学のイアン・フレーザー氏は既に皮膚ガン予防に効果があるワクチンを完成させており、既に動物での実験は成功しているそうです。来年から人体実験が行われる予定で、成功すれば医療機関で利用されるようになるとのこと。


今回開発が進められているワクチンは最も一般的な皮膚ガンである悪性黒色腫に対するものでは無く、2番目に多く見られる扁平上皮癌に効果があるワクチンとのこと。このワクチンは異常細胞をガン細胞に変える原因の一つと考えられているヒトパピローマウイルスから保護する効果があり、ウイルス感染細胞などを破壊するキラーT細胞が正常に作用するように働きかける効果もあるとのこと。

しかしワクチンでは100%皮膚ガンを防ぐ事ができるわけでは無く、今まで通り日なたを避ける・日焼け止めを塗るなどの対策も必要のようですが、このワクチンによって皮膚ガンの発症率は抑えることができるのではないかと考えられているようです。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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