定期的にバイアグラを摂取しないと死んでしまう2歳の幼児
まだ2歳であるにも関わらず、命をとどめるためにバイアグラを定期的に摂取しなければならない男の子がいるとのこと。彼は慢性的な肺高血圧症のため、症状を緩和させるためバイアグラを使用しているそうです。
詳細は以下から。The two-year-old boy kept alive by daily doses of Viagra the Daily Mail
一般的には勃起不全の治療薬として知られるバイアグラですが、血管拡張を促進する作用がある事から慢性心不全や肺高血圧症の治療のためにも使われることがあるそうです。肺高血圧症は肺の動脈の血圧を上昇させ取り込む酸素を減少させるため、息切れを起こし、鼻血や目まい、胸の痛みも伴うそうです。
病院で治療を受けるOliver Sherwoodくん。1錠分のバイアグラを1日4回に分けて投薬されます。
看護士もしている彼の母は、「バイアグラは高価な薬だけど、肺高血圧症の薬としては最も安い部類に入る」と述べています。しかし、成長するとバイアグラでは効果が得られなくなるため、費用のかかる処置を行わなければならなくなるとのこと。
イギリスでは毎年5人の子どもが肺高血圧症だと診断されますが、治療を行っても生存率は低くほぼ5年以内に命を落とすそうです。
・関連記事
「ペルーのバイアグラ」と言われている地元で大人気のカエルジュース - GIGAZINE
ネットで購入した薬にウランやホウ素が混じっていたため購入者が死亡 - GIGAZINE
どうして「朝立ち」が起きるのか? - GIGAZINE
従来の9倍、最大36時間効果が持続するED治療薬「シアリス」 - GIGAZINE
IQ152の天才幼女現る - GIGAZINE