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分解難度MAXの新Macbookをバラバラにして分かった恐るべき構造とは?


新製品が登場するやあっという間にバラバラに分解してレポートを公開することで有名なiFixitが、新型「MacBook」を速攻で分解。分解難度最高レベルの構造が明らかになっています。

Retina Macbook 2015 Teardown - iFixit
https://www.ifixit.com/Teardown/Retina+Macbook+2015+Teardown/39841

これが新MacBook。12インチ(2304×1440)のRetinaディスプレイを採用しています。


Retinaディスプレイを拡大するとこんな感じ。


MacBookの大きな特徴の一つが外部端子がType-CのUSBポートのみという点。充電・外部機器との接続・ディスプレイへの出力など、あらゆる動作をこれ1つで行う必要があるというわけです。


ACアダプタを並べるとこう。左から順に、iPad(10W)、新MacBook(29W)、MacBook Air(60W)となっています。


2009年モデルのMacBookと比べるとこんな感じ。新MacBookの薄さは2009年モデルの半分以下。多くの外部ポートが葬られたことがよく分かります。


分解は裏側から。特殊ねじをはずして中を開けると……


ケーブルのトラップつき。


従来、プラスチック製だったピンは金属クリップに置き換えられているとのこと。


タッチパッドのコネクタを外すと……


180度に開きました。


強烈な密集ぶりのロジックボード(マザーボード)。


ロジックボード下にあるバッテリコネクタを解除。


Battery Isolation Pick」をねじ込んで、ロジックボードを浮かせます。


ロジックボードとスピーカーの間を縫うように走るケーブルに気をつけながら……


金属クリップを解除。


次にディスプレイの取り外し。iFixitによると過去最薄のRetinaディスプレイは見たこともない奇妙な形のコネクタを採用しているとのこと。


コネクタを取り外してディスプレイの分離が完了。


ようやくロジックボードの取り外し。


金属製のヒートシンク兼カバーを取り外すと……


グリスが塗りたくられたIntel Core Mプロセッサが登場。


これが新MacBookのロジックボード。赤枠がIntelのプロセッサ「Core M-5Y31(2.40GHz、4Mキャッシュ)」、オレンジ枠がHynixのSDRAM「H9TKNNN4GDMRRR-NGM」(512MB)、黄枠が東芝のSSD「TH58TFT0DFKLAVF NB2953」(128GB)。CPU、メモリ、SSDはすべて半田付けされており、交換は不可能です。


裏面はオレンジ枠が東芝のSSD「 TH58TFT0DFKLAVF NB2953」(128GB)でSSDは表裏であわせて256GB。赤枠がElpida/MicronのMobile RAM「EDFB164A1MA-GD-F」(8GB)。


続いてバッテリーの分離作業。必要な道具は「iOpenerキット」にすべて入っています。まずはしっかりと熱を加えて接着剤を溶かします。


次に薄いスクレーパーをねじ込んで、接着剤をごしごしと切るようにしてバッテリーセルを引き剥がしていきます。


接着剤はかなり頑固。


セルごとに接着剤を剥ぐのはうんざりするような作業のようです。


取り外しが完了するとこんな感じ。バッテリーセルは一続きのパーツなので、接着剤の剥ぎ取り作業はかなり慎重さが求められそうです。


これが新設計のバッテリー。Appleはこの極薄バッテリーの中に合計5263mAhの容量を詰め込んでいます。


スピーカーは金メッキ。


これはスピーカー周りにアンテナを設置するためで、金メッキによってアンテナの感度を高めているようです。


最後に取り外すのは、新MacBookの大きな特長の一つである、感圧式の「Force Touch」機能が搭載されたタッチパッド部分。


接着剤で固定されているブラケットを取り外すとこんな感じ。


これがブラケット。中にはフラットケーブルが備わっています。


ケーブルの端をはがすと中から端子がさらに登場。


拡大すると細かな配線があるようです。


Force Touch機能搭載のタッチパッドは赤枠がBroadcomのタッチセンサ「BCM5976A0KUB2G」、オレンジ枠がST Microelectronicsのマイクロコントローラー「STM32 F1」、黄枠がLinear TechnologyのLEDコントローラー「(PDFファイル)LT3954」。


USBポートケーブルを取り外して……


オーディオアセンブリーのモジュールも撤去。


カバーをぺりぺり剥がした下にはキーボードのセンサー。


キーは想像以上に取り外しは簡単とのこと。


iFixitによるとキーは単に上からはめているだけに見えるとのこと。


こんなパーツで固定しているようです。


各キーには個別にLEDライトが搭載されています。


次にUSBポートの取り外し。


これが新MacBookに唯一ある外部端子であるType-CのUSBポートモジュール。


最後に残ったキーボードの基板はこんな感じ。赤枠がTexas InstrumentsのLEDチップ「TLC5951」。


これで新MacBookの分解はすべて完了。


新MacBookの分解(修理)難度は10段階で最高レベルの「1」。その理由は「特殊ネジの使用」「トリッキーなケーブル配置」「奥深くに埋め込まれたUSBポートの交換性の悪さ」「ケースにべったりと接着するバッテリー」などが原因とのこと。新MacBookを素人が安易に分解したり部品を交換するのはやめておくのが無難なようです。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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