レビュー

「PoE」好きが1人で作った自由すぎるビルド構築が魅力のローグライトARPG「響き、夢境に(Dream Echo)」をプレイしてみた


ビルドの幅広さが売りのハック&スラッシュゲーム「Path of Exile(PoE)」の熱心なファンが開発した見下ろし型ローグライトARPGが「響き、夢境に(Dream Echo)」です。敵を倒しながら夢の世界を探索し、道中で手に入る「概念」を自由に組み合わせて自分だけのビルドを構築できるのが特徴で、攻撃やスキル発動などの仕組みそのものを組み替えて戦い方を作り上げられるとのこと。

1人で開発しているという開発者自身が「PoEの熱心なファン」とアピールするほどビルド構築を前面に押し出したARPGで、一体どれほど自由にスキルや概念を組み合わせられるのか気になったので、早速プレイしてみました。

Steam:響き、夢境に
https://store.steampowered.com/app/3226060/_/


Steam上でのタイトル表示は「響き、夢境に」となっていますが、タイトル画面や開発者の投稿では「Dream Echo」表記となっています。「夢に入る」をクリックしてゲームスタート。


ベッドで寝たはずなのに森で目が覚める……というシーンでゲームが始まります。最初に操作方法を選ぶ画面になり、今回はキーボードとマウスを両方使用する「キーボード&マウスモード」を選択しました。主にキーボードで移動し、マウスで攻撃します。このほかに、コントローラーを接続していれば「コントローラーモード」も選べるようです。


スライムの群れが襲いかかってくるので、左クリックして初期武器の剣で戦います。


右クリックで使える武器スキルはため攻撃でした。最大までためてから攻撃すると10倍近いダメージが出ています。


エリア内のモンスターを全員倒したら右端のポータルから次のエリアへ移動。こうして次から次へとエリアを攻略していきます。


初回プレイは必ずチュートリアルで始まるようで、エリアを進むたびに説明が行われます。次のステージではゲーム中にTabキーを押すとステータス画面が開くことが説明されました。翻訳があまり直感的ではないのですが、「装備」タブで基本攻撃やスキルの内容、ダメージを確認できます。


チュートリアルの最後ではビルドの完成形を1つ選択して試すことができます。今回は「カオス連射」を試してみることにしました。


武器やスキルが先ほどとは全く異なるものに一新されています。


「タレント」タブでは常時発動型の能力であるタレントの内容を確認できます。「カオス連射」ビルドのコアはおそらく「カオス投射」というタレント。読んでみると投射物の数が増える代わりにランダムな方向に発射されるという効果でした。


スキルを試しに使ってみると大量の弾が画面を埋め尽くします。確かに状況はカオスになりそう。


雑魚戦では初期位置でスキルを撃つだけで画面全体の敵をあっという間に倒せました。


エリアを進んでいくと最後にボスが出現します。ビルドが強かったためボスも一瞬で撃破できました。


ボスを倒すとステージクリアとなりました。今回の冒険の最終構成やスコアを確認できます。


クリア画面を閉じると「街」に到着し、ガイドのモルペウスと出会います。街はさまざまな要素を強化できる拠点ですが、この時点ではまだ何も強化できないので、「出発!」ゲートを使用して冒険へ出かけます。


右のスロットに「チケット」を入れることでステージを選択できます。難易度1のチケットを最初から持っているのでこれを入れればOK。


また、左上で「デッキ」を選択できます。「コンセプトコレクション」をクリックするとデッキの内容を編集可能。


デッキには初期武器やスキル、タレントを設定できます。スキルやタレントは冒険のたびにリセットされるビルド要素で、冒険中ランダムに入手可能。デッキに入れたスキルやタレントが出やすくなるため、特定の構成を狙って作りやすくなっています。今回は3つ用意されていた初期デッキのうち「多重射撃」を選択しました。


冒険をスタートしました。次のステージの報酬を見ながら2つのポータルのどちらへ進むかを決めます。


途中、「休憩」というイベントがありました。画面の左下にハートマークでキャラクターの復活可能回数が表示されていますが、休憩はこの復活可能回数を増やすチャンスです。


一方、腕に自信があれば休憩で復活可能回数を増やすのではなく、代わりに減らすことでキャラクターを強化することも可能。今回はまだ余裕がありそうだったので強化を選択しました。


強化内容はランダム選択で、今回は「幻影斉射」という投射物の数が増える代わりにダメージが減るというタレントをゲット。他のタレントが欲しい場合は夢境コインを使用する事でリロールできます。


タレント画面に追加されています。赤色のタレントは「原初タレント」という特別なタレントで、6個までしか持てません。


ステージを進めると、今度はスキル「戦意の高まり」を獲得しました。このスキルを使用すると攻撃速度や移動速度を上げる「迅速チャージ」をもらえるとのこと。


早速装備画面で付け替えます。原則としてスキルは2つまでしか装備できません。余ったスキルは2個までバックパックに保持しておくことが可能です。


道中には宝箱が置かれていることもあります。


宝箱からは「装備」に見えるアイテムが大量にドロップ。


一般的なRPGなら「装備品」にあたりそうなアイテムですが、このゲームでは「記憶」という名称です。拾ったタイミングでは装備できず、街に戻ったタイミングで記憶を装備できるとのこと。


最初のエリアのボス「スライムキング」のところまでやって来ました。ボス戦の様子はこんな感じ。

「PoE」好きが1人で作った自由すぎるビルド構築が魅力のローグライトARPG「響き、夢境に(Dream Echo)」1層のボス戦 - YouTube


チュートリアルでは最初のエリアでゲームクリアになりましたが、今回は2番目のエリアへ進むゲートが出現しました。次のエリアは雪山がテーマのようです。


雪山エリアのボス「ぬいぐるみサソリ」戦はこんな感じ。確実にスライムキングよりも強くなっています。

「PoE」好きが1人で作った自由すぎるビルド構築が魅力のローグライトARPG「響き、夢境に(Dream Echo)」2層のボス戦 - YouTube


ボスを倒すと「探索完了」と表示されて冒険が終了しました。入手した記憶は「すべて記録」で持ち帰ります。


街に戻ると「装備セット」という強化要素が解放されていました。「記憶装備」画面で記憶の装備が可能。どんなビルドと相性がいいのかを考えながら装備を編集するのがこのゲームの醍醐味です。


また、「効果」画面では戦闘中に使用できるポーションの効果を変更可能。シンプルな体力回復効果を付けるのもよし、回復効果なしで完全にダメージをブーストさせる方向に振り切るのもよし。


「適性」画面ではバトルで入手した「創造力」を消費してタレントポイントを獲得し、ステータスを伸ばすことができます。「記憶」「効果」「適性」の3つを強化・調整することで次の冒険をより強い状態でスタートできるというわけです。


もう一度冒険に出てみます。今度は「II」と書かれた難易度2のチケットを選択。


今度はボーナスを選択する画面が出現しました。復活回数を増やしたり、冒険のランダム性を高めたり、デッキにセットした内容のドロップ率を高めたりすることが可能です。


先ほど「記憶」を装備したおかげで、最初からタレントをいくつか所有していました。前の冒険と比べてとんでもないパワーを手に入れています。


今回は投射物を追加する代わりに方向がランダムになる「カオス投射」と、投射物にホーミング性能を加えるタレントを組み合わせてみました。記憶が強かったのもあり、ボスも危なげなく倒せています。

ローグライトARPG「響き、夢境に(Dream Echo)」で投射物追加&ランダム&ホーミングのコンボでボス戦 - YouTube


探索完了とともに、また新たな記憶を入手しました。街に持ち帰って装備すれば、次回以降はさらにキャラクターを強化できます。


難易度2のチケットをクリアしたおかげで「記憶作業台」が解放されました。記憶を分解して創造力にしたり、記憶を鍛造したりできます。なお、一括分解ボタンは確認なしでいきなり分解されるので注意。


鍛造画面では、記憶にフラグメントを使用して記憶の効果を変更したり追加したりできます。


いわゆる「装備」にあたる記憶は次の冒険にも引き継がれ、キャラクターの強さに与える影響も大きいため、ローグライトでありながら一般的なRPGのように継続してキャラクターを育成している感覚も味わえました。一方、スキルとタレントは冒険ごとにリセットされるため、毎回手に入った選択肢から新しい組み合わせを考えるローグライトならではの楽しさもしっかり残っています。

実際にプレイすると、個々のタレントの効果は比較的シンプルでも、「投射物を増やす代わりにランダムな方向へ発射する」「投射物にホーミング性能を付ける」といった効果を重ねることで、当初は想像していなかった戦い方へと変化していくのが印象的でした。強力なパーツを見つけると、次は「あの効果も組み合わせたらもっと強くなるのでは」と考え始めてしまい、戦闘だけでなくビルドを考えている時間まで楽しめます。

日本語訳には意味をつかみにくい部分があり、タレントやステータスの説明を理解するのに少し苦労する場面もありましたが、さまざまな効果を組み合わせて自分なりのビルドを作る面白さはかなり強烈。「Path of Exile」のようにスキルや装備の組み合わせを考え、狙ったビルドが完成して一気に敵を蹴散らせる瞬間が好きな人なら、時間を忘れて構成を考え続けてしまいそうなゲームでした。

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