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ワールドカップ期間中に各国のインターネット利用はどのように変化したかをCloudflareがレポート


世界中に330以上の拠点を持つグローバルネットワークを運営するCloudflareが、FIFAワールドカップ2026の期間中にインターネットトラフィックがどのように変化したかを報告しています。

How the 2026 World Cup affected Internet traffic | The Cloudflare Blog
https://blog.cloudflare.com/2026-world-cup-internet-traffic/


Cloudflareは毎秒平均8100万件のHTTPリクエストと、6700万件のDNSリクエストを処理しており、Cloudflareのネットワークに接続している固有IPアドレスの総数は2020年時点で1日当たり10億にもおよびますこれらのおかげで、Cloudflareは世界中のインターネットトラフィックに関する知見を得ることが可能。これらのデータを集約・可視化して公開するサービスがCloudflare Radarです。そんなCloudflare Radarを用いて、FIFAワールドカップ2026期間中のインターネットトラフィックの変化をCloudflareが調査しています。

インターネットトラフィックの変化を左右する要因のひとつは、「試合が現地時間で何時に始まるか?」という点です。活動量の変化が最も大きいのは、試合が深夜から早朝(0~8時頃)にかけて行われる場合。この時間帯は通常、オンラインになっている人が非常に少ないため、試合観戦のために夜更かしまたは早起きするファンにより、インターネットトラフィックが通常レベルをはるかに超え、場合によっては2倍以上に増加することもあったそうです。グラフが示すように、この時間帯は平日と週末の両方でトラフィックの変動がピークに達します。


これとは対照的に、昼間や勤務時間帯に行われる試合では、インターネットトラフィックに大きな変化は見られませんでした。トラフィックは通常レベルに近いままで、その理由についてCloudflareは「観戦する人々はすでにオンライン状態にあるためでしょう」と記しています。

夕方にも、小規模な2度目のトラフィックの上昇が発生しています。これは、通常であればトラフィックが減少する時間帯に試合が行われることで、人々がインターネットに接続し続けるため起きる変化です。週末も同様の傾向を示しており、早朝にトラフィックの増加が見られるものの、夕方の上昇はそれほど大きくありません。

キックオフ時間の影響は、同じ国で試合が行われる時間帯が大きく異なる場合を比較すると最も分かりやすいです。ボスニア・ヘルツェゴビナはその好例で、以下のグラフは現地時間の2時にキックオフの試合が行われた際のインターネットトラフィックの変化を示したもの(黄色)と、現地時間の21時にキックオフの試合が行われた際のトラフィックの変化を示したもの(青色)。夜中にキックオフの試合が行われる場合、インターネットトラフィックが通常時と比べて大きく増えるのに対して、夜間のゴールデンタイムに試合が行われる場合、トラフィックは逆に通常時を下回りました。


2026年6月30日に決勝トーナメントのラウンド32で日本対ブラジルの試合が行われた際、日本とブラジルの時差は12時間もありました。日本では真夜中に試合が行われ、ブラジルでは昼下がりに試合が行われることとなりました。

その結果、日本(赤色)ではインターネットトラフィックが通常時よりも高くなり、ブラジル(緑色)ではトラフィックが通常時よりも低くなっています。特にハーフタイムには日本でもブラジルでもトラフィックが急増していることもよくわかります。


最もインターネットトラフィックへの影響が大きかったのは、準々決勝で行われたアルゼンチン対スイスの試合です。通常時のインターネットトラフィックと比較すると、1.26倍も多くなりました。インターネット上で話題になった試合のトップ15は以下の通りで、アルゼンチンの試合が5つ、フランスの試合が4つ、イングランドの試合が4つ、スペインの試合が3つとベスト4に残ったチームの試合が多めです。


各国の代表チームが試合を行っている際のインターネットトラフィックの変化を比較した結果、最もインターネットトラフィックを動かした代表チームはアルゼンチンであることが明らかになりました。トップ4に入った代表チームの中でトップ10にランクインしていないのは、イングランドのみです。


この他、ワールドカップ期間中にはスポーツギャンブルサイトへのアクセス数も急増しています。


大多数の国ではハーフタイムになって試合が中断した瞬間に、人々が携帯電話を取り出すためトラフィックが増加します。クロアチアとボスニア・ヘルツェゴビナはこの傾向が最も顕著です。これに対して、チュニジアやアルジェリアなどの一部の国では、ハーフタイム中に逆にトラフィックが減少します。


ハーフタイム同様、前後半の22分経過頃に行われる飲水タイムにもインターネットトラフィックが急増しています。飲水タイムのトラフィック増加は、ハーフタイムよりも多くの国で確認されていました。


Cloudflareは「Cloudflare RadarのグローバルHTTPリクエストの規模を考えると、単一のイベントが目に見える痕跡を残すのは難しい」と説明しています。それでも、決勝戦のアルゼンチン対スペインおよび3位決定戦のイングランド対フランスの試合はインターネットフットプリントに影響を与えるほど大きなインパクトを残したそうです。

7月18日から7月20日までの期間のHTTPバイト数を見ると、どのタイミングで決勝と3位決定戦の試合が行われたのかは一目瞭然。


決勝戦中のアルゼンチンとスペインにおけるインターネットトラフィックの変化を通常時と比較すると、最大で20パーセントポイントも増加しています。3位決定戦でもトラフィックは増加したそうですが、その規模は決勝戦ほどではなかったそうです。

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in ネットサービス, Posted by logu_ii

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