Google画像検索が提供開始25周年を迎えて刷新へ、「AIによる概要」で画像生成が可能に

Googleが、Google画像検索の提供開始25周年に合わせて、検索前からウェブ上の画像を閲覧できる新しいホーム画面と、検索結果の「AIによる概要」で画像を生成できる機能を発表しました。画像を探すだけでなく、利用者の関心に沿った画像を眺めたり、求める画像をその場で生成したりできるサービスへと刷新されます。
Google Images: 25 years of visual search innovation
https://blog.google/products-and-platforms/products/search/google-images-25th-anniversary/
Google revamps image search for its 25th anniversary with more images and more AI - Ars Technica
https://arstechnica.com/google/2026/07/google-revamps-image-search-for-its-25th-anniversary-with-more-images-and-more-ai/
Google画像検索が開発されるきっかけは、歌手のジェニファー・ロペスが2000年のグラミー賞授賞式で着用した緑色のヴェルサーチ製ドレスだったとされています。当時のGoogle検索は青いテキストリンクを並べる形式でしたが、多くの利用者はドレスについての説明ではなく、実際の写真を求めて検索していました。

この需要を受け、Googleは2001年7月にGoogle画像検索を開始しました。ウェブ上の画像を検索結果に直接一覧表示する仕組みにより、テキストを手掛かりとして視覚情報を探せるようになりました。
2009年には「類似画像」機能が登場しました。例えば英語で「bow」と検索し、髪飾りのリボンと弓矢が検索結果に混在した場合でも、目的の画像を選んで類似画像を探すことで、検索語を入力し直さずに目的に近い画像へ絞り込めるようになりました。
2011年には、画像そのものを検索語として扱う「画像で検索」が導入されました。画像ファイルをアップロードしたりURLを貼り付けたりすることで、画像の出典や、その画像が掲載されているウェブページ、見た目が似たコンテンツを探せる仕組みです。
Search by Image - YouTube

2018年には、スマートフォンのカメラで周囲の物体や文字を検索できるGoogleレンズが検索に統合されました。利用者は文字を入力しなくても、カメラに映した物体の種類を調べたり、文章を翻訳したり、商品の販売ページを開いたりできるようになりました。
2022年には、画像とテキストを組み合わせて検索する「マルチ検索」がGoogleレンズに加わりました。建築物の写真について「このデザインは何に着想を得たのか」と質問したり、テーブルの写真に「コーヒーテーブル」という言葉を付け加えて似た家具を探したりするなど、画像だけでは伝えにくい検索意図を文章で補足できます。
2024年には、Android端末の画面上に表示されたものを囲んだり、なぞったり、タップしたりして検索する「かこって検索」が登場しました。アプリを切り替えずに表示中の画像や文字を検索でき、Googleによると世界で5億8000万台以上のAndroid端末に提供されています。
2025年には、Googleレンズと検索のAIモードが組み合わされ、写真の一部分だけでなく、写っている場面全体を踏まえた質問に回答できるようになりました。Googleは1枚の画像を複数の要素に分け、それぞれについて多数の検索を行う「visual search fan-out」と呼ばれる手法を用いて、画像全体の文脈を解析しています。
同年には、スマートフォンのカメラ映像をAIモードに共有しながら音声で質問できる「Search Live」も登場しました。動画から動きや周囲の状況を把握できるため、料理中の作業や機器のトラブルなどについて、検索サービスとビデオ通話するような感覚で相談できます。
Search Live: Home Theater - YouTube

さらにAIモードには、欲しいものを会話形式で説明すると、関連画像や購入可能な商品をグリッド形式で示す視覚的な検索結果も導入されました。「太すぎないバレルジーンズ」といった曖昧な要望でも、条件に近い画像や商品をまとめて探せます。
2026年には、かこって検索で1枚の画像内にある複数の物体を同時に認識できるようになりました。服装全体を構成する複数のアイテムをまとめて調べたり、同じ場面に写った物を一度に検索したりできます。
そして、今回発表された新しいGoogle画像検索のホーム画面には、検索ボックスに加えて、ウェブ上から集められた画像を並べた動的なギャラリーが表示されます。ギャラリーはリアルタイムで更新され、Googleでの検索履歴や閲覧履歴などから推定された利用者の関心に合わせて、表示内容が調整されます。

ギャラリーで見つけた画像やアイデアは「コレクション」に保存でき、保存したコレクションはメインギャラリー上部にタブとして表示されます。これにより、過去に保存したテーマへ戻ったり、気になった画像を起点に探索を続けたりしやすくなります。新しいホーム画面は2026年7月から数週間かけて、まずアメリカの英語版デスクトップ向けに提供されます。

Googleは画像を探す機能に加え、検索結果内で新しい画像を生成する機能も導入します。「AIによる概要」で作りたい画像の内容を文章で指示すると、画像生成モデル「Nano Banana」が指示に沿った画像を一から生成します。
この画像生成機能は今後数週間かけて、AIモードの画像生成機能を利用できる地域の英語版Google検索に順次展開されます。一方、テクノロジー系ニュースサイトのArs Technicaは、生成画像が「AIによる概要」の中に表示されることで、通常の検索結果がさらに画面下部へ押し下げられる可能性を指摘しています。
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