中国製AIモデル「MiniMax M3」が登場、GPT-5.5やClaude Opus 4.7と競う高性能オープンモデル

中国の上海に拠点を置くAI開発企業のMiniMaxがAIモデル「MiniMax M3」を発表しました。MiniMax M3はGPT-5.5やClaude Opus 4.7と競うベンチマークスコアを記録しており、発表から10日以内にオープンモデルとして配布することが明言されています。
MiniMax M3 - Coding & Agentic Frontier, 1M Context, Multimodal | MiniMax
https://www.minimax.io/models/text/m3
MiniMax M3: Frontier Coding, 1M Context, Native Multimodality — All in One Model - MiniMax Research | MiniMax
https://www.minimax.io/blog/minimax-m3
MiniMax M3は「コーディングおよびエージェントタスクで優れた性能を発揮する」「最大100万トークンのコンテキストウィンドウに対応」「画像や動画を入力できるマルチモーダルモデル」という特徴を備えたモデルです。MiniMaxは「これら3つの機能は最先端クローズドモデルの必須条件となっている。MiniMax M3は3つの特徴を兼ね備えた最初のオープンモデルである」とアピールしています。
MiniMax M3は「スパースアテンション」と呼ばれるアーキテクチャに基づいてトレーニングされており、計算処理の効率を向上させることに成功しています。100万トークンを処理する場合、MiniMax M3は前世代モデルの20分の1の計算量で処理可能。計算速度はプリフィリング段階で9倍以上、デコード段階で15倍以上に向上しています。

「MiniMax M3」「Claude Opus 4.7」「GPT-5.5」「Gemini 3.1 Pro」の各種ベンチマーク結果が以下。MiniMax M3はコーディング能力を測定するSWE Bench ProでGPT-5.5やGemini 3.1 Proを上回るスコアを記録しました。また、SVG画像の生成能力を測定するSVG BenchではClaude Opus 4.7を上回ってMiniMax M3が最上位となっています。

以下のグラフは「CUDAカーネルの最適化を実行するテスト」の結果を示したもので、横軸が反復回数、縦軸がハードウェアピーク利用率(最適化度合)です。MiniMax M3は他のオープンモデルが頭打ちになった後も最適化を続け、最終的にClaude Opus 4.7を超える最適化に成功しました。ただし、MiniMax M3は最適化完了までにClaude Opus 4.7の約2倍の工数をかけています。

MiniMax M3は発表から10日以内にオープンモデルとして配布されることが明言されています。また、API経由でも利用可能です。100万トークン当たりのAPI料金は51万2000トークン以下の場合は入力0.60ドル(約95.8円)、出力2.40ドル(約383.2円)、キャッシュ読み込みが0.12ドル(約19.2円)で、51万2000トークンを超える処理では入力1.20ドル(約191.6円)、出力4.80ドル(約766.4円)、キャッシュ読み込みが0.24ドル(約38.3円)です。

また、定額サブスクリプションも用意されています。月額20ドル(約3193円)のPlusプランでは毎月17億トークン、月額50ドル(約7984円)のMaxプランでは毎月51億トークン、月額120ドル(1万9161円)のUltraプランでは毎月98億トークン利用可能です。

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