スターバックスがAI在庫管理ツールを導入から9カ月で廃止、ミス多発のため

スターバックスが2025年夏に北米地区で導入を開始した「AI在庫管理ツール」の廃止を決めました。導入からわずか9カ月のあいだに、ラベルの読み間違いや数え間違いといったミスが多発していました。
Exclusive: Starbucks scraps AI inventory tool across North America | Reuters
https://www.reuters.com/business/starbucks-scraps-ai-inventory-tool-across-north-america-2026-05-21/
Starbucks Abandons Its AI Inventory Tool After Only Nine Months
https://www.engadget.com/2179029/starbucks-abandons-its-ai-inventory-tool-after-only-nine-months/
ツールはスターバックスとNomadGoが共同で開発したもので、牛乳やシロップの在庫数をLiDARとカメラを用いてスキャンするもので、これまで目視・手動で行われていた作業が自動化されることによって人手が空くことが期待されていました。
実際にどのようなツールなのかという動画が公開されています。
How automated counting helps Starbucks partners focus more on craft, coffee and customers - YouTube

従来の在庫管理のやり方は、従業員による目視と手作業でした。

「自動化しましょう」ということで登場したのが、AI在庫管理ツールです。

タブレットを持ってバックヤードに向かう従業員。

まずは冷蔵庫に貼られているQRコードを読み取って、在庫管理を行う冷蔵庫を決定。

続いて中の牛乳やシロップをカメラで撮影します。すると、アプリが自動的に在庫数を算出してくれます。

棚も同様で、タブレットをかざします。

次々と読み取りが行われていきます。

これによって在庫管理に費やしていた時間を減らすことができ、従業員の手を空けることができるというわけです。

しかし、実際に運用したところ、数え間違いが多発したとのこと。デモ動画の中でも、棚にある品のカウントを行っているときに、ペパーミントのボトルがカウントされていない様子が収められていました。

ロイターが入手した社内文書によると、スターバックスは自動カウントの中止と、他の在庫管理と同様の方法(手動管理)に戻すことを周知したとのこと。
スターバックスのブライアン・ニコルCEOは製品不足が売り上げに悪影響を及ぼしていると主張し、改善を目指していました。なお、AI在庫管理ツール自体はニコル氏がCEOに就任する以前からテストが行われていたものであり、ニコル氏主導で導入したものというわけではありません。
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