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Googleがついに開発者の身元確認要件「Android開発者認証」の導入を発表


GoogleがモバイルOSのAndroid向けに、アプリ開発者の身元確認要件である「Android開発者認証」の導入を発表しました。

Android Developers Blog: Android developer verification: Rolling out to all developers on Play Console and Android Developer Console
https://android-developers.googleblog.com/2026/03/android-developer-verification-rolling-out-to-all-developers.html


Androidはすべての人に向けたOSであり、オープンで安全なプラットフォームへの取り組みに基づいて構築されています。ユーザーはどこからアプリを入手しても安心してインストールできるはずです。しかし、最近の分析ではGoogle Playよりもサイドロードされたアプリの方が、マルウェアに感染しているケースが90倍以上多いことが判明しました。

そこで、Googleはセキュリティを強化するために、悪意のある行為者が匿名性を悪用して繰り返し被害を拡散するのを防ぐ目的で、「Android開発者認証」を導入しました。過去数カ月間、Googleはコミュニティと緊密に連携し、オープン性と安全性のバランスを取りながら、人々がAndroidを使用するさまざまな方法に対応できるよう設計を改善してきたそうです。


Googleは2026年3月30日から、Android Developer ConsoleGoogle Play Consoleの両方で、全ての開発者向けに「Android開発者認証」の提供を開始します。これにより、開発者は2026年後半にユーザー向けの変更が開始される前に、住所・氏名・メールアドレス・電話番号等を入力して、認証を完了する必要があるそうです。

アプリをダウンロードするユーザーの体験は、2026年後半まで変わることはありません。ユーザー側の保護機能は、まずブラジル・インドネシア・シンガポール・タイで2026年9月に導入され、その後、2027年に世界各国に拡大される予定です。

「Android開発者認証」導入後のアプリインストールフローは以下の通り。開発者はまず、「Android開発者認証」に登録するか否かを選びます。登録した場合、Googleの公式アプリストアであるGoogle Playでアプリを配信しても、それ以外の場所でアプリを配信しても、ユーザーはアプリをこれまでと同じようにインストールすることが可能です。「Android開発者認証」に登録しなかった場合、アプリはGoogle Play以外でしか配信することができず、ユーザーはアプリをインストールするのにADBまたは高度なフローを採用する必要があります。これにより、より広範なコミュニティの安全性を確保しつつ、パワーユーザーの柔軟性を維持することが可能です。


なお、「高度なフロー」は以下の通りです。

まず開発者モードを有効にし、次に「セキュリティ設定を無効にするよう誰かに説得されていないか」を確認するプロンプトに答えます。そしてスマートフォンを再起動し、24時間待機。その後、生体認証またはデバイスのPINを使用して認証したら、アプリをインストールできるようになります。

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Googleは長らく開発者の身元を確認するための機能の導入を画策してきましたが、アプリ配布サイトのF-Droidをはじめとする、Android利用者の多くがこれに反発してきました。

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「Android開発者認証」において、Googleは開発者の身元確認なしでもアプリをサイドローディングできるようにしていますが、インストールにはADBの利用もしくは高度なフローを利用する必要があり、これがGoogleの折衷案ということのようです。

なお、高度なフローに加え、学生や趣味でアプリ開発を行うユーザー向けに、無料の限定配布アカウントも提供されます。これにより、政府発行の身分証明書の提示や登録料の支払いなしに、少人数グループ(最大20台のデバイス)とアプリを共有できます。


Googleはユーザーからのフィードバックに基づき検証プロセスを改善しており、開発者向けエクスペリエンスを合理化し、既存のワークフローとの統合性を高めると共に、パワーユーザー向けの選択肢も維持しています。

なお、Android Studioでは今後2カ月以内に署名付きアプリバンドルまたはAPKを生成する際に、Android Studio内でアプリの登録状況が直接表示されるようになります。


Play Consoleの開発者認証要件を満たしている場合、開発者の身元は既に確認済みであるため、対象となるアプリは自動的に登録されます。アプリの登録ができない場合は、手動でアプリの申請手続きを行う必要があります。なお、Google Play以外で配信しているアプリも、今後はPlay Consoleに登録できるようになるそうです。

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