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ByteDanceが著作権問題で動画生成AI「Seedance 2.0」のグローバルローンチを延期との報道


ショート動画共有アプリ・TikTokの運営元として知られるByteDanceが、動画生成AI「Seedance 2.0」の著作権侵害問題を受け、同AIのグローバルリリースを延期させたと報じられています。

ByteDance Suspends Launch of Video AI Model After Copyright Disputes With Hollywood — The Information
https://www.theinformation.com/articles/bytedance-suspends-launch-video-ai-model-copyright-disputes-hollywood

ByteDance reportedly pauses global launch of its Seedance 2.0 video generator | TechCrunch
https://techcrunch.com/2026/03/15/bytedance-reportedly-pauses-global-launch-of-its-seedance-2-0-video-generator/

ByteDance has reportedly suspended the global rollout of its new AI video generator
https://www.engadget.com/ai/bytedance-has-reportedly-suspended-the-global-rollout-of-its-new-ai-video-generator-212326112.html

ByteDance reportedly suspends launch of Seedance video AI model after copyright disputes | South China Morning Post
https://www.scmp.com/tech/big-tech/article/3346654/bytedance-reportedly-suspends-launch-seedance-video-ai-model-after-copyright-disputes

Hollywood copyright complaints force Bytedance to shelve global launch of AI video generator Seedance 2.0
https://the-decoder.com/hollywood-copyright-complaints-force-bytedance-to-shelve-global-launch-of-ai-video-generator-seedance-2-0/

ByteDanceは2026年2月に動画生成AIの「Seedance 2.0」を発表しました。Seedance 2.0はテキストだけでなく、最大9枚の画像や、最大3本の動画を入力として動画を生成することができるAIです。実際にどんな動画を生成できるのかについては、以下の記事にまとめてあります。

TikTok開発元が動画生成AI「Seedance 2.0」を発表、最大9枚の画像と最大3本を参考資料として入力可能 - GIGAZINE


しかし、発表後にSeedance 2.0で生成された「トム・クルーズとブラッド・ピットが戦う動画」などの著作権を侵害した動画がインターネット上で拡散されたことで、ハリウッドから激しい批判を集めることとなりました。

問題の動画のひとつが以下で、映画監督のルアイリ・ロビンソン氏は「これはSeedance 2.0にたった2行のプロンプトを入力して生成した動画です。ハリウッドが終わりだと言っている人たちが正しいなら、もしかしたら『ハリウッドが終わりだ』と言っている人たちも終わりなのかもね。わかんないけど」と投稿。映画「デッドプール」の脚本家であるレット・リース氏も、「言いたくないけど、我々はもう終わりだと思う」と投稿しています。


これに対して、アメリカの映画スタジオや動画ストリーミングサービスを代表する業界団体のモーション・ピクチャー・アソシエーションは、ByteDanceに対して「即座にSeedance 2.0による著作権侵害を停止するように」という声明を発表しました。

Motion Picture Association Calls for Bytedance to Cease Seedance 2.0 Infringing Activity  - Motion Picture Association
https://www.motionpictures.org/press/motion-picture-association-calls-for-bytedance-to-cease-seedance-2-0-infringing-activity/


AI生成コンテンツの急増に対応して登場した、人間の創作活動の価値を守ることを目的とした国際的な業界運動であるHuman Artistry Campaignも、Seedance 2.0を「世界中のすべてのクリエイターへの攻撃」と非難。

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アメリカの映画俳優組合であるSAG-AFTRAは、「ByteDanceの新しいAI動画生成モデルであるSeedance 2.0によって可能になった露骨な著作権侵害を非難するスタジオ側に立つ」という声明を発表しています。

SAG-AFTRA Statement on Seedance 2.0 | SAG-AFTRA
https://www.sagaftra.org/sag-aftra-statement-seedance-20


実際、アメリカの映画スタジオはByteDanceに停止通告書を大量に送付。ディズニーの弁護士は「ディズニーの知的財産を事実上強奪した」として、ByteDanceを非難しています。これに対して、ByteDanceはSeedance 2.0に安全対策を追加すると発表していました。

ディズニーがキャラクターの無断使用で「Seedance 2.0」の停止通告書をByteDanceに送付 - GIGAZINE


The Informationの報道によると、ByteDanceは2026年3月中旬にSeedance 2.0を全世界で展開する予定だったものの、エンジニアと弁護士が法的問題の回避に尽力しているため、このリリース計画を延期したとことが明らかになっています。

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in AI, Posted by logu_ii

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